POLOかBOLOか、それが問題だ。その3。

-POLOとBOLO その3 -
前回前々回は、
最近のシムスのウェアのサイズがちょっと変わってきていて、
道具屋おやじ、サイズがあわなくて困っている。
そのためにビンテージと称して、
若い時に買って箪笥の肥やしとなっている、
20年ほど前のPOLOを引っ張り出してきては着ている。
でも穴だらけでBOLOなので、ちょっと恥ずかしい、
そんな話をしました。

ところで、

道具屋おやじが不思議に思うのは、
何年か前のシムスが着れたのに、
最近のシムスが着れなくなってしまったこと。
ということはアメリカ人の体格がより細く、
より長くなってきていることへの対応策で、
シムスのウェアのサイズがそうなって来ているのでしょう。
POLOもそうですねよ。

でもね、

映像やユーチューブで見る限り、
アメリカ人って、決してスマートな方ばかりじやないよね。
むしろ太っていて体格の良い方の方が多いように思うのだけれど、
道具屋おやじは見る目が違っているのだろうか?

それとも、

アメリカ人の中でも二極化が起こっていて、
要するに、シムスやポロなどを購入できる人はお金持ちで、
そういう人は色んなところにお金を使えるから、
自分の体型維持にも気を付けることができて、
体に良いものを食べたり、あるいはジム通いなどをして、
スレンダーな体型を維持できる。

いっぽう、

お金をあまり使うことができない人たちは、
お腹を満たすためにジャンクフードをたくさん食べて、
もちろんジム通いなどにお金を使うこともできないため
結果的に太ってしまう。
そういう人達はウェアにお金を使うことも厳しいので、
ノーブランドの安いパーカーとかシャツを着て、
毎日を過ごしているのかな?

ひょっとしたら、

そんなアメリカ人の二極化を、
ウェアのサイズの変化を通して、
目の当たりにしているのじゃないか?
などと道具屋おやじは思うのだけれど、
これって考えすぎなのだろうか?




そんなことを考えつつ、

”アメリカ人の収入格差”でネットで検索してみると、

トップにヒットしたのがこの記事で、

作家の橘玲さんが日々刻々の中で、
雑誌フォーブスの記事を引用しておられて、

https://diamond.jp/articles/-/254698

ちょっとだけご紹介すると、

”資産10億ドル(約1000億円)以上のビリオネアがアメリカには705人もいる(2019年)。
その一方で、国民の半分ちかくがその日暮らしの生活をしている。
この極端な経済格差は新型コロナでさらに広がっているとされる”

あるいは、

”1億人を超えるアメリカの成人が年収200万程度の生活をしている”
そうで、

年収200万では、とてもシムスやポロを買うことはできない。
毎日の生活で食べるだけで精一杯になってしまう。

また半数の人間がその日暮らしをしているということは、
シムスやポロを着る人間はその中には含まれない。

などと道具屋おやじは思うのでした。

シムスのウェアのサイズの微妙な変化の背景には、
こんな収入の二極化も影を落としているのじゃないか、
と考えたのだけれど、

ただ残念なことに、
半数近くのその日ぐらしをしている方々が、
どんな服を着て、その服のサイズはどうなのか?

ということまでは踏み込むことができないのが
浅知恵の道具屋おやじの情けないところ。

自分がボロを着つつもこんなことを言うなんて、
上から目線も甚だしいので申し訳ないが、

一番肝心な、
これからのシムスのウェアのサイズ展開をどう考えるか?
ひょっとしたらFOX FIRE などの国産メーカーに、
重点を移動しなければならないかもしれないので、
ちょっと大げさな話しになってしまいました。

どなたか、いい知恵があったら授けてくだされ~