崎陽軒のシュウマイ

ご常連のO様が、
横浜に行かれたとのことで、
お土産に崎陽軒のシュウマイを頂戴しました。

やったぁ!

さっそく晩御飯に頂戴しましたが、
いつ食べても美味しいですね。

むっちりとした食感が、
変わらない味を伝えております。

変わらないってことはいいことですね。
30年前もこうだったなぁ~

崎陽軒 シュウマイ
崎陽軒 シュウマイ

道具屋おやじはフライショップを始めて27年ほど経過しました。

水害に見舞われてもう駄目だ!

なんてこともありましたが、
それでも多くのご常連に支えられて未だに続けることができております。

店を始める前は10年ほど、会社勤めをしておりました。
その会社は本社が東京にあったので、
年に2~3回は東京への出張がございまいた。

毎度のことながら、代り映えしない会議に出たあとは、
夕方の新幹線に飛び乗って名古屋に帰ってくるのですが、
帰り道のお供はビールと崎陽軒のシュウマイ。

冷たいビールと熱々のシュウマイは良くあいますので、
車窓の夜景を眺めつつ、
面白い形のひょうちゃんをいじりつつ、
あれこれと行く末を考えたものでした。

その頃はすでに道具屋をやる決意があったのですが、
意欲だけはあっても、実力がないと商いは続きません。

釣り具業界とはまったく関係がない自分が、
果たして通用するのかどうか、
不安だらけの将来でしたが、
ひょうちゃんの面白い表情を眺めていると、
一瞬でも不安が和らぎます。

あとは若さに任せて思い切ってエイッ!
反対する嫁も押し切ってエイッ!
やり始めたら続けるしかありません。
幸い何とかなりました。

崎陽軒のシュウマイを食べるたびに、
30年前の会社勤めの日々を思い出しますが、

あのままサラリーマンを続けていたらどうだったんだろう?

釣り道具屋をやって良かったんだろうか?

尽きない悩みを反芻しつつ、
30年後の今夜も美味しく頂戴しました。

ご馳走様でした。