ヤマメ谷のアマゴ。LASTHOPE flyfishing diary-No.78

岐阜県を流れる庄川の支流に、
アマゴ谷といういかにも釣れそうな名前の渓がございます。

本来、庄川の渓はヤマメとイワナの筈ですが、
この谷はその昔、郡上の職漁師がアマゴを移殖して、
自分たちの釣り場を広げた、
そんな経緯がございます。

まだ養殖技術が確立する前の大昔の話ですので、
その後に技術が開発された養殖アマゴとは、
同じアマゴでもまったく違う魚といっても
いいかもしれません。

アマゴ谷は今でも健在で、
朱点の薄い綺麗な郡上アマゴが釣れますので、

放流物の朱点が毒々しい、
いかにも厚化粧した花魁アマゴや、
キャバクラアマゴのような、
もはやアマゴと呼ぶには相応しくない魚、
別の種類の魚なんじゃない?
そんな汚い魚とは一線を画すような魚が、
アマゴ谷には今でも繁殖しております。

ところで、
前回のヤマトイワナじゃないかな?
では、結局はヤマトイワナかかどうかは、
正確に判断できなかったのですが、

そんな流れから原種に興味が出て来て、
昔ながらの朱点の薄い綺麗なアマゴを釣りたくて、
本日(9/05)は奥越の谷にやって来ました。

実は奥越にも郡上の職漁師が郡上アマゴを持ち込んだ、
そんな噂があちこちにありますので、
最近になって口コミに拘っている道具屋おやじとしましては、
奥越の、本来はヤマメがいたはずの谷に、
その昔に移殖されたアマゴを釣って、
郡上アマゴの末裔が健在かどうか確かめてやろう。
そう思って山の彼方の谷にやってきました。

実はこの谷はご覧のようにとても狭い谷で、
足の短い道具屋おやじでも、
簡単に一跨ぎできるほど。





まさかこんな狭い谷にアマゴを移したのかなぁ?
でもこれなら他人に気づかれる心配はないから、
郡上の職漁師、けっこう知恵者だったのかも…
などと思いながら林道を30分ほど歩きます。

途中で妙な足跡を見つけて、
途端に早足になる道具屋おやじ。
その後もちょっと腰の引けた釣行になってしまったのは、
我ながら情けないのですが、

それでもお目当ての朱点の薄いアマゴを何匹かゲットして、
釣果は少ないながらも満足に行く釣行になりました。

というわけで

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