ブレードパターンのカラーバリエーションとアシストフックシステム

-ブレードパターンのカラーバリエーション追加-
先日のサワラ狙いの釣行時では、
ピンクヘッドカラーで二宮先生5発ヒットと、
もうこのカラーだけで充分という感じでしたが、

その後、いろんな情報を集めてみると、
潮の色の変化や状況次第では、
もう少しカラーバリエーションを増やした方がイイ、
そんなことが分かってきましたので、
さっそく、3色ほど追加してみました。





上から順に、
レッドヘッド、ピンクヘッド、赤金、緑金となります。
赤金や緑金は、フライの感覚では使わないカラーですが、
ソルトのジグの世界では定番のようで、
青物の造詣が深い山田名人のアドバイスに従って、
次回はこのカラーも試してみることにしました。

-アシストフック システム-
上のパターンでようやく実績が出ましたので、
今後しばらくはこれでテストを繰り返すことになりますが、
いかんせん巻くのが大変で、
1本仕上げるのに30分以上は掛かります。

またカラーバリエーションも簡単に増やせませんので、
もっと簡単に使えるシステムを考えました。

上のゾンカーはサワラの鋭い歯のことを考えて、
ヘッドをリヤ寄りに仕上げてます。
その下は簡単に着脱できるアシストフックのシステムで、
これを合体させるとこんな感じになります。

このシステムを幾つか用意して、
ブレードの色や形状を変えたり、
フックのサイズを変えたものを
ボックスの中に忍ばせておくと、
現場で簡単にセットすることができます。

シングルフックでバラシが連発する時には、
トリプルフックもセットできます。

サワラ狙いの場合にはルアーもフライもロストが多いので、
現場で手持ちフライの数が心細くなった時には、
このシステムを用意しておくと、
クラウザーやキャンディなどにも簡単にセットできますので、
途端に心細さが解消されます。

問題はこれで釣れるかどうかで、
前回のこれは駄目でしたので、

もう少し全体を長くして、
尻尾らしさを強調することにしました。

さて、この子達が活躍してくれるかどうか、
次回の釣行が楽しみです。




今日もせっせとタイイング。

ご常連のK様から、
オリジナルパターンのファイナルウェポンを、
#14、#16、#18で巻いて下さいとのご依頼で、
ただいませっせとタイイング。

ファイナルウェポンはソフトハックルの仲間ですが、
この季節、目立ったハッチがない時に、
管理釣り場でこっそりとリトリーブしてやると、
爆釣することがございます。

K様も段戸湖でお使いになるとのことでしたので、
きっとお役に立つことでしょう。

左がファイナルウェポンの#14、
右が#16で、このあとは#18を巻く予定です。

ただ、こんな小さいサイズをタイイングしていても、
心の片隅にはサワラ用パターンの存在があって、
ファイナルウェポンの下には、
700grのデプスファインダーが…。

次の出船の時にはフライを10m沈めるために、
いろんなことを試すつもりですが、
700grもあるラインを船の上で投げることができるかどうか?

そしてたとえ投げることができても、
潮流が早ければ4~5mしか沈まないのではないか?

いろんなことが頭をよぎりますが、
ともかくお客様のニーズに応えるためには、
いろんなことをやらなくっちゃね。



ブレードパターンは巻くのが大変。

サワラを5本もヒットさせて、
絶好調の我らが二宮先生。

さっそく次の便も予約を入れられたので、
さらに頑丈で沈むフライを作ろうと
近くの釣り道具屋さんでマテリアルを
ごっそりゲットされて、
ただいま当方でセッティング中。





ソルトのフライにはいろんな制約があって、
重く、頑丈にするのは簡単ですが、
問題はそれを投げることができるかどうか?

風も波もある時には、
揺れる船上で正確に投げないと、
ご自分や同乗者を釣ってしまうことにもなりかねない。

フックは#1/0とか#1といった大きなサイズを使いますので、
これが体に刺さりますと大事故につながります。
バーブレスは必須ですが、
重く速く沈むように工夫すると、
今度はキャスティングの難易度が増して、
フライが低い弾道で飛んで行きますので、
顔の横をヒュンと掠めていくこともしばしば。
できればサングラスやメガネの類も、
あると安全でしょう。

また、ソルトのフライは作っては固め、
作っては固めを繰り返しますので、
完成までに時間が掛かります。
頑丈につくらないとあっという間に壊れてしまいますので、
これも必須の作業です。

これはイントルーダーのワイヤーに、
リングとスイベルとブレードとシングルフックをセットしたものですが、
文明の利器がなくて、手でリングを通していたため、
これだけ作るのに2時間ほど掛かってしまいました。
(決して老眼のせいではありません…。)

幸いその後で、その昔に入手したリング外しが出てきたので、
次回からはもう少し時間を短縮できそうです。