延年干梅とSさん。

久し振りにSさんがご来店くださった。
Sさんは三河在住の女流フィッシャーで、
経験値は30年以上もあるから、
大ベテランといっても良い。

三河方面はフライの専門店が少なくて、
それもなかなか長続きせず、
お店が出来ては潰れ、
出来ては潰れを繰り替えしているうちに、
いつの間にか当方にもお立ち寄りいただくようになり、
それも当方が創業初期の頃からなので、
初めてご来店いただいてから、
もう20年以上は経っているかもしれない。

そのSさん、
本日は郡上方面からの帰りの途中とのことで、
こんな素晴らしいお土産を頂戴した。

手作りで有名な延年干梅
郡上白鳥のプラムナチュールさんが作っている、
完全手作業の逸品です。

延年干梅
延年干梅

さっそく一口パクリ…

す、酸っぱい

塩辛いのが苦手の道具屋おやじ、
口の中が嵐に見舞われた感じ。

でもそれを我慢して食べちゃうと、
一番好きな種がでてきますので、
それをずっとしゃぶっておりました。

電話に出る声が、なんだかモゴモゴと言ってたら、
梅干しの種のせいですので、ゴメンね。

さて久し振りに登場したSさん、
いろんな話しが出ましたが、

”そろそろ多くのことが片付きますので、
郡上に移り住もうと思ってます”

などと、フライフィッシャーにとっては、
夢のようなお話が出てきた。

頑張ってねSさん。
もっと年取って梅干しじじいになっても、
郡上に会いに行くからね。

店を出ていくSさんを見送りつつ、
彼女の幸運を祈るのでありました。