三千盛と三千櫻、おつまみはちょっとエロ…。その2。

家に帰って鍋の中を覗いたら、
こんな感じで、
どて~んと横たわっておりましたのが、
先日ご紹介したちょっと色っぽい大根。

”寒くなってきたので、
ふろふき大根がいいかも”

今朝の出掛けにぼそっとつぶやいたのを、
嫁はちゃんと覚えていたようです。

さっそくお皿にもって、

痛そうだけど包丁いれて、
お味噌をつけていただきました。

美味しい、いい大根です。

お供は岐阜の銘酒、三千盛の”冬にごり”。
発酵が止めてないそうですので、
栓を開けるとシュワーっと、
シャンパンみたいな細かい泡が立ち上がりました。

グラスに注いで、
落ちつくのを待ってから飲んでみると、
フルーティーな味わいが素晴らしい!

いくらでも飲めちゃいそうで、
あっという間になくなりました。

素敵な晩御飯になりました。
F様、ご馳走様でした。



三千盛と三千櫻、おつまみはちょっとエロ…。

ご常連のF様から、
いいお酒を頂戴しました。

岐阜の銘酒、
三千盛の冬にごりです。

話しは変わりますが、

道具屋おやじはおり酒が好きで、
サラリーマンの頃は営業でしたので、
営業のついでにいろんな酒蔵を回りました。

なかでもこの三千盛と三千櫻が大好きで、
良く買いに行きましたが、
特に三千櫻さんは、面倒なおり酒を、
ずっと作り続けておられましたので、
通販もやっておられると知ってからは、
毎年この季節になると、
送っていただいておりました。

ちなみにおり酒は、
火入れをして発酵を止める作業をしておりませんので、
そのままだと発酵が進みます。

そのため、
台所に置いておくだけで、
一升瓶のふたが飛んだり、
あるいは酷い時になると、
一升瓶が割れてしまいます。

それほど発酵のプロセスが強烈ですので、
味わってみますと、
いかにも生きた酒という力強さがございます。

その頃の三千櫻のおかみさんは、
おいらが通販でお願いするたびに、

”輸送途中で漏れるかもしれません”
などと恐縮しておられましたが、

なぁ~に、
多少は漏れたってかまやしません。
生きた酒を味わうチャンスなど、
めったにないものですからと、
おり酒ができるたびに送っていただきましたが、
何年かするとそれも途絶え、

蔵に伺ってみると、

”おり酒をつくるのは手間がかかるので、
もう止めました” と、
残念そうにおっしゃられました。

その三千櫻さんは都合により、
今年の秋に北海道に移転されたとのこと。
いろんな事情があったかと思いますが、
ずっとお元気でいてくださるように、
願うばかりです。

三千盛さんのほうはずっと変わりなく、
今でも同じ場所で商売しておられます。

ところでまたまた話しは変わりますが、

Fさんからいただいたこのお酒、
びんにこんな注意書きがございます。






なるほど、これは発酵を止めていないタイプのようです。
これは楽しみだ、おり酒に似ているかも。
よっく冷やして晩酌に頂戴しちゃいましょう。

Fさんは気の利く方で、
お酒だけじゃぁ寂しかろうと、
こんなおつまみまで持ってきてくれました。

うわぁ、ちょっとエロい…。

包丁をいれると痛いかも…。

嫁がこれをどう料理するか、
晩御飯が楽しみです….。




水たまりにご用心。

イワナって、
本当に凄い場所にいるな、
などと良く思います。

アマゴやヤマメは、
ある程度の水深があって、
流れがきちんと機能している場所に
ついていることが多いのですが、

イワナはそんな速い流れの中はもちろん、
ほとんど水流がない場所や、
水深も全然ないポイントなど、

まさかこんな場所にはいないでしょ?

などと誰もが思うような所にも、
案外、生き残っていることが多いものです。

ところで、
今シーズンは馴染みの庄川が
あまり調子が良くなかったため、
途中から九頭竜水系の支流を幾つか
試しておりました。

そんな中で、
ちょっと面白い状況があったので、
今回はそれをご紹介申し上げましょう。

さて、
それでは次の画像をご覧下さい。
水深は5cmから10cmほど。
流れも殆どなく、底まで透けて見えますので、
まぁいってみれば水溜りに近い状況ですが、
ここは支流のさらに二股になった浅い流れが、
渇水で取り残されているような感じで、
左からの僅かな流れが、
右に曲がって、岩にあたって手前に流れております。

流れのスピードは緩やかで、
ほとんど水溜りに近いような状況です。

深いえぐれもなく、通常ならさっさと通り過ぎる場所ですが。
この日はなんとなく閃くところがあったので、
ちょっとだけ試してみることにしました。

皆さんなら何処を流すかな?
しばし、お考え下さいね。





この流れは今シーズン2回攻めて、
1回目は24~5cmサイズを1匹ゲット。

2回目も同サイズを2匹ゲット。
どちらも綺麗な天然のイワナでした。

さてこのポイント、
道具屋おやじはどうやって攻めたかといえば、

1回目の釣行のときは、
白い色の ↑ で1匹ゲット。
浅い流れですが、
大きな岩の下に隠れているかも?

そう思ったのがうまくあたってくれました。

白い ↑ と答えた貴方、大正解!

その後は黒い ↑ の上を、
ざぶざぶと歩いてポジションを取って、
そこから黄色の → に投げたところ、
いいサイズが出てくれたのですが、
残念ながらバラシ。

こういう浅いポイントに隠れているイワナは、
逃げる体勢を取りながら食ってきますので、
バラシが多くなるのはしょうがないところです。

黄色い → と答えた貴方も大正解!
おめでとう!

2回目の釣行のときは、
もう魚の居場所が分かっているので、
自信満々で白い ↑ に投げたところ、
まったく気配なし。

アレッ、移動したのかな?

と思いつつ、

今回も何となく閃いたので、

前回ざぶざぶと歩いた黒の ↑ に、
そっとフライを落としてみると、
良型のイワナがヒット!

水深5cmもない場所に、
どうやって隠れていたのだろう?
感心すること頻りでした。

前回は要するに、
イワナのポイントを蹴散らしてから、
黄色い → に投げたということですね。

反省!

その後は、
黄色の → の白泡の部分を狙って、
良型のイワナを1匹追加。
こちらは作戦どおりでした。

というわけで、

水深5cmもあるかないか、
流れが殆どないようなポイントにも、
ちゃんとイワナは潜んでいます。

神出鬼没のイワナ様、
どこにいるか分からないと嘆く前に、
とりあえず絨毯爆撃されることをオススメします。
やっているうちに、何かが見えてくるでしょう。

手間も時間も掛かるけれど、
これが一番の近道です。

頑張ってね。