セルフレジなんて、その2。

前回は、

セルフレジなんて大嫌い!

などという世の中の動きについていけない、
道具屋おやじの愚痴をあれこれと並べましたが、
実はそんな道具屋おやじでも、
近所のユニクロにはしょっちゅう行っている。

中川区にあるこのユニクロは、
比較的早くからセルフレジを導入していて、
セルフレジのすぐ隣で、
店員さんが値札をつけたりとか、
色んな作業をこなしながらレジの様子も注視していて、
こちらがちょっとまごつくと、
すぐに飛んできてあれこれとやってくれる。

先日も、嫁の超暖だか極暖なんとかというのを買いに行って、
カードでレジを通そうとしたのだけれど、
機械がいうことを聞いてくれない。

すぐに店員さんが見に来てくれて、
もう一度やって下さいとおっしゃるので、
カードをリーダーに通したところ、
どうやら突っ込みが浅かったようで、
今度はすんなりと認識してくれた。

こんな感じでユニクロのセルフレジは、
機械だけれど隣で見守ってくれている店員さんが、
あれこれと面倒見てくれるので、
セルフレジ特有の冷たさがない。

これならまた今度もここに来よう。
そう思わせるものがあるので、
道具屋おやじの中では、
この中川区のユニクロはわざわざショップになっている。




ところで、
セルフレジが流行り出した背景には、

レジ打ちの店員さんの負担軽減、
あるいはレジ打ちの店員さんを募集しても、
人員が集まり難いので、
機械にかわりにやってもらう、
そんなことが背景にあるようですが、

さらに昨今のコロナの影響で、
できるだけ人と接触しない、
非接触もあるようだ。

でもね、非接触などというと聞こえはいいけれど、
人間って暖かいものを求めるから、
機械が取って変わることができるものは、
そんなに多くはないと思う。

そんなことを顧みずに非接触を貫けば、
肝心の買い手を簡単に追っ払うことができて、
必然的に非接触が達成できるのだけれど、
売り上げが作れなくて潰れちゃったぁ、
なんてことになりかねない。

スーパーやコンビニの経営陣って、
ただ単に省力化を計った結果、
売り上げも減少することに気が付かないのだろう?

それとも他店がやったらから、
うちも導入しなくては、
流れについていけず遅れてしまう、
そんな切迫感に囚われているのだろうか?

5年後、10年後のスーパーやコンビ二の、
どこが生き残っているのか、
今から楽しみだ。

雨後の筍のようにニョキニョキできる、
ドラッグストアもセルフレジだよね。
残れるのは何処かな?