セルフレジなんて、その1。

1/17付の読売新聞オンラインによると、

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220116-OYT1T50154/

セブンイレブンは25年までにセルフレジを、
全国展開させるとのこと。

これで道具屋おやじはますますセブンイレブンから
足が遠のくことになりそうだ。

おいらはあのセルフレジって奴が大嫌いで、
近所のスーパーに導入されたときも、
人間性を阻害するとても冷たいやり方だと思ったので、
しばらくそのスーパーには行かなかった。

2~3か月して日常の消耗品がすぐに必要になったので、
そのスーパーに立ち寄ったところ、セルフレジだけではなく、
店員さんがレジ打ちする機械も、2か所ほどあったので、
たまたま馴染みの店員さんがいたのを幸い、
そのレジに並んで、二言三言、
声を掛けてからレジを打っていただいた。

その店員さんに話を聞いただけでも、
やはり高齢者にはセルフレジは評判が悪いようだ。

そりゃそうだ、高齢者1歩手前の道具屋おやじだって、
買い物は楽しみの一つだから、好きなものをあれこれと選んで、
最後に馴染みの店員さんと声を交わして、
それでお買い物終了、
という流れになっている。

最後の、

馴染みの店員さんとちょっとだけ話をして、

というところが肝心で、
そういう店員さんがいるおかげで、
またそこで買おうということになるのだけれど、
自分でレジを打つのなら、何処で買っても一緒だから、
わざわざそこに足を運ぶ必要はない。

おまけに、ここのスーパーのレジは、
現金を投入するときにちょっとまごつくと、

”お金を投入してください”

”お金を投入してください”

などと、しつこく繰り返してくるので、
まるで機械に使われているようで不愉快になってくる。
そのせいでそのスーパーにはほとんど行かなくなってしまった。

わざわざお客様が足を運んでくださる店を、
わざわざショップという。
わざわざショップを自ら排除するなんて、
バカな経営者だなと思うのだけれど、
経営のやり方はいろんな手法があるのだから、
この経営者はこれで良いと思っているのだろう。

高齢者に不評なのは、その新しい機械に慣れないせいもあるだろうから、
きっとそのスーパーは、売り上げを落とすことになるだろう。

セルフレジの機械の金額って、
ちょっと調べてみると200~300万ぐらいとのことだから、
そこのスーパーは4台ぐらい入っていたので、
1000万を超える投資をしてカバーできるのかね?

余計なお世話か…。




話しは変わるが、
たまに立ち寄る馴染みのファミマでは、
道具屋おやじがレジの前に行くと、

”Mですか?”

と聞いてくれる。

Mとはコーヒーのサイズのことで、
そこに立ち寄ると必ず聞いてくれるので、
ついついコーヒーのMも一緒に買うことになる。

ファミマのコーヒー1杯150円ぐらいだったかな?

Mサイズのコーヒーをたまに買うので、
ちゃんと覚えていて声をかけてくれる。

地道な努力だと思うのだけれど、
こういう姿勢が売り上げを伸ばすことになる。

ちなみにそのファミマはセルフレジを導入していない。

おまけにそのファミマはかってのサークルKの系統なので、
地元重視の地域密着を目指しておられるのだろう。
立派な心がけだ。

昔からのよろず屋とか駄菓子屋などが壊滅した現在において、
コンビニの生き残り戦略の一つは、
地元に密着した昔ながらの店づくりにあるのじゃないかな。

それに成功しているオイラの馴染みのファミマは、
立地条件が良くないにも関わらず、
ちゃんと固定客がついている。

こんな店があったら、
近所にあるセブンイレブンなんか
絶対に行かない。
わざわざちょっと遠いファミマに行くだろう。
セルフレジでもなんでも勝手にやってくれ、
などと思うのでありました。