悪魔の囁き、その6。なぜパチンコ屋でクラスターが発生しない?

昨夜(5/13)の毎日新聞によると、
https://mainichi.jp/articles/20200513/k00/00m/040/216000c
徳島のパチンコ店がコロナの影響で自己破産申請したそうだ。

徳島市内でパチンコ店を3店舗経営するA観光は、
新型コロナで集客低迷で経営破綻とのこと。

パチンコ屋さんの存在がいいか悪いかは別にして、
同じように商いの道を歩くものとしては、
経営破綻はお気の毒に思う。

また、自営業の皆さんの中には、このニュースを見て、
自分のところもいずれそうなる、
などと思った方が大勢、おられるかもしれない。

うちだって、毎月のように自転車操業だから、
決して他人事ではない。
なんとかこの局面を乗り切っていきたいものだが、
さてうまく舵取りできるだろうか…。

それはさておき、

パチンコといえば
オイラは若い時、といっても14~5年前のことだけど、
ちょっとだけパチンコ屋に通っていた。

ちょうどエヴァンゲリオンが流行っていた時で、
主人公がオイラと同じ名前だったので、
ついつい身も心も、ついでに財布まで、
がっしりと捕まってしまっていた。

それでも、
貯金を食いつぶすとか、
嫁に迷惑を掛けるとか、
ひどいことにはならなかったけれど、
やはり長い時間を費やすと、結局は負けるので、
ほどほどの所で止めていた。

ただ、あの数字が揃う瞬間は、やはり興奮するねぇ。
おまけに、確変継続で連荘が続く時は、
オレって天才かも、これならプロで生活できるんじゃない、
などと思ってしまうから、勝っている時の興奮は理解できる。
パチンコ屋に通う人の気持ちも分からないわけではないなぁ。

ところで、
新型コロナが流行ってから、
パチンコ屋さんが三密の典型で、
営業自粛を呼びかけられていたけれど、
最後まで抵抗したお店も何軒かあった。

そりゃ、一日に1,000万以上の金額が動く店がざらにあるから、
売り上げ、人件費、固定費などを考えると、
そう簡単に自粛に応じられるはずもない。
営業自粛で100万や200万もらったって、焼け石に水どころか、
なんの足しにもならないのだから、経営者側にとっては、
やっぱりやるしかないだろうね。

反対しつつも最後には自粛に応じた店も多かったから、
ひょっとして何か裏取引があったんじゃない?
などと勘ぐる向きも多かったようだね、
ホントのことは分からないけれど。

でもこうやって倒産するお店が出てくると、
裏取引はなかったのかもしれないね。

営業的な部分はさておいて、
実際のところ、パチンコ屋で新型コロナのクラスターは
現在(5/14)まで発生していないから、
自粛は必要なかったんじゃない、という意見も少数ながらあるので、
パチンコ屋さんの三密について調べたところ、こんな情報があった。

新型コロナ問題でパチンコホールがいわれなき批判を受けないために
/オオキ建築事務所代表・大木啓幹
https://web-greenbelt.jp/post-37773/
かいつまんでこの方の意見をまとめてみると、

三密をこう定義したうえで、
①換気の悪い密閉空間
②多くの人が密集
③近距離での会話や発声

1-パチンコ屋は「商業施設のなかで最も換気が行われている空間」
であるので、換気が悪い密閉空間ではない。

2-集団感染が確認された場所として挙げられているライブハウスや
展示商談会などと比較して、
人口密度はパチンコホールの方が明らかに低い。
遊技機1台に対して1人が着席して遊技するのがパチンコであり、
人同士が密着することはないからです。
また、郊外型の店舗は天井高もあり、
体積からみても1人あたり広く確保されている。

3-遊技機に対面して1人で遊技するのがパチンコ。
人同士が対面して会話する場面は極めて少なく、
近距離での会話や発生は少ない。

などと、パチンコ屋は三密とは程遠い存在であるといっておられます。

ちなみにこの方は建築事務所を経営する方ですので、
背景を考えると
その主張を割り引いて考える必要もありますが、
パチンコ屋は三密とは
程遠い存在なのかもしれないね。

それでも、何故パチンコ屋でクラスターが発生しないのか、
なんとなく納得がいかないので、

今日に限って、ずいぶん遅れて現れた悪魔に聞いてみると、

ただ一言、

’パチンコ屋での新型コロナの勢力拡大は、効率が悪い’
といって、またすぐに消えていった。

悪魔の奴こそ、勢力拡大で忙しいのやろか?
そろそろ自粛解除の動きが出ているし、
ひょっとして今のうちに…

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-お断り-
この話はすべてフィクションで、
たまたま見た夢を綴っただけのことです。
外出をオススメしているわけではありませんので、
念のため。
なお、この物語は当分の間、続きますが、
すべて実在の人物、会社、組織とは関係ありません。
どうぞご承知おき下さい。