ご褒美は多度のみかん。

今週の定休日(11/05)も早起きして、
員弁川に突撃。
朝の6時過ぎには河原に立っておりました。

さて、前回の釣行時には、
おかげさまで各ヒレが綺麗に整った、
別嬪さんが釣れました。
たぶん年越しのヒレが復活した奴だと思うのですが、
それはそれは見事なファイトでした。

今週はどうしましょう?

前回のポイントに行くか?
それとも別のポイントを目指すか?

同じポイントばかりに入って、
魚をスレさせてもいけないし…

と考えてはいたのですが、
やはり足はついつい前回のヒットポイントに
向かってしまいます。

-今回のタックル-
水量にほとんど変化がないため、
今回も前回と同じタックルで狙います。

ロッドはウィンストン マイクロスペイ 1063/4 10’6” #3 4p、
ラインはエアフロのスカンジ240gr+リッジEX15lb、
リーダーは9ft 4Xを直結。
フライは、#8ウーリーバッガーESを2本使用します。




このタックルで前回と同じポイントを、
上流から釣り下って行きます。

ところが、相当にしつこくやったのですが、
全く気配がありません。
動いたのかな?

員弁川の虹鱒は、上下にしょっちゅう動きます。
鵜の被害も凄いので、
たぶん人的プレッシャー+鵜のプレッシャーを避けて、
動き回っているのかもしれません。

そこで、
過去に当たったポイントには固執せず、
新しいポイントを開拓するつもりで探ることにして、

2つ目のポイント、異常なし。
3つ目のポイント、異常なし。
4つ目のポイント、ぐずっとしたアタリが…。

すぐにフックポイントをチェックして、
慎重に釣り下っていきますと、
大きなテトラの前でドスンとヒット!

この子は強かったあ~
早い瀬の中をガンガン上流に上って行きますので、
ちょっとびっくりしました。

5分ぐらいで無事にネットイン。
恐らく今年の放流ものでしょう。
有志の皆様のご努力に感謝申しあげます。

2018/11/05 員弁川 ニジマス
2018/11/05 員弁川 ニジマス

その後は、
大きく下流部に移動して有望なポイントをチェックしてみると、
最初の瀬でアタリが出たのですが、これは乗らなかった。

次のポイントでドスンとヒット!
この子も強い子で、
早い瀬の中を上流にガンガン上がって行って、
おまけにジャンプ一発!
切られてしまいました。

切られたのは残念ですが、
イイ魚が入っているなぁと感心しきり。
この子もひょっとしたら年越しさんかも
しれませんね。

これで充分に満足して、12時前には引き上げることに。
3時ごろから雨模様との天気予報でしたので、
早めに帰ることにしました。

ところで、
従来なら員弁川からの帰り道は、
桑名ICで高速道路に乗って帰ってくるのですが、
最近は、多度大社さんのほうから立田大橋を渡って
帰ってきます。

というのも、
多度の周辺はただいまみかんの真っ盛り。
これがとても美味しくて、
前回も前々回の釣行時も買いました。

今回も、早起きして頑張った自分へのご褒美ということで、
いつもの直売場に行くと、残念ながらお休み。

多度のみかんは嫁も帰省している娘も大好きなので、
手ぶらでは帰れません。

慌てて周辺を探してみると、
多度大社の駐車上の前のお店で売っておりました。

さっそく買ってきて家でパチリ。
これで300円ですので、とってもお値打ちです。

多度のみかん
多度のみかん

すぐに美味しくいただいて、
また買って来てねの合唱がありましたので、
当分は正々堂々と員弁川に通えそうです。

皆様も、無事に家から出してもらうために、
多度のみかんはいかがでしょう。
美味しいですよ。

-道具屋おやじの釣り日記-
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三種の神器のおかげです、その2.

今朝(11/01)も4時に起きて、
ちょっとだけ仕事を片付けた。

パソコンの画面を眺めつつ、
天気予報が気になるのでチェックしてみると、
明け方は穏やかだけど、
昼ぐらいから4~5mの風が吹くと出ている。

ワンチャンスあるかなぁ~
風が出る前にちょっとだけ…

考え出すともう止まらない。

すぐに三種の神器をセット。

時刻は4時40分過ぎです。
今から行けば、
ゆっくり走っても6時前には員弁川に到着できるでしょう。

明け方はとても寒く、
7~8度しかありませんが、
幸い風がないので、
着込めば特に問題はなさそう。

予定どおり、6時前に員弁川に到着。
朝焼けの景色を眺めながら、
幾つかのポイントを下見して、
結局は前回バラシたポイントに入ることに…。

-今回の使用タックル-
FBをご覧くださる方から、
どんなタックルを使いますか?
ご質問を頂戴しましたので、

今回は、
ウィンストン マイクロスペイ 1063/4 10’6” #3 4p、
ラインはエアフロのスカンジ240gr+リッジEX15lb、
リーダーは9ft 4Xを直結。
フライは、#8ウーリーバッガーESを2本使用します。

前回まで、フライは1本だけでやっておりましたが、
どうも底が取れず、上っ面を引っかいているだけに思われたので、
途中からフライを2本に変更しました。

それで底が取れるようになって、
ヒットが4発出てくれたのですが、
底が取れるようになるとフックのポイントが痛みやすく、
それがバラシの連発につながってしまった。

そのように判断しましたので、
今回は絶えず針先をチェックして、
痛んだらすぐに変えてやることにしております。




タックルをセットして、
6時20分ぐらいから最初の瀬の頭に入渓。

だいたいの居つくポイントは分かっているので、
2~3投して、
そろそろいい所に入ったかなと思っていると、
まるでぞうきんでも引っ掛けたかのように、
重い感じでラインが止まった。

ソッと聞いてみると、
下流向けていきなり走り出した。

重みが乗ったところで軽くあわせる。

2~3投しかしていないので、
フックのポイントは痛んでいない筈。

どうやらがっちりと掛かったようで、
5分ぐらいのファイト中に、
何回か反転を繰り返したが、
幸い今回はバレズにネットに収まった。

2018/11/01 員弁川 ニジマス
2018/11/01 員弁川 ニジマス

内径50cmのヘンリーズフォークネットに
ぎりぎり収まるかどうかのサイズ。
赤いほっぺが印象的なニジマスです。

3種の神器で時刻を確認してみると、
6時30分ちょうど。
突撃した甲斐がありました。

というわけで、ようやく釣れました。

釣れた要因はさまざまあって、
バラシが連発した原因も幾つかあるのですが、

一番肝心なのは、
員弁川は全般的に浅いので、
魚は底にへばりついていて、
流したフライがきっちり底を取れているかということ。

ただ底を取れるようになるとヒットは出るのですが、
フックのポイントが痛みやすいため、
痛んだフックをそのまま使ってしまうと、
どうしてもバラシが連発してしまいます。

これは左が新品のフックで、
右が一つの瀬を流したあとのフックです。

ちょっと分かりにくいかと思いますので、
右の画像を拡大してみますと、
先端が曲がっております。

これでは魚がヒットしてもきちんとフッキングしませんので、
こうなったらすぐにフライを交換することになります。

幸い今回は、
フックが痛む前にヒットしてくれたので、
無事にランディングすることができました。

水中には大きな石やテトラの切れ端など、
さまざまな障害物がございますので、
フックポイントを絶えずチェックして、
ちょっとでも痛んでいたら、
すぐに交換されるとよろしいでしょう。

そのためにも、現場で玉切れをおこさないように、
できるだけたくさんのフライをご用意されると
バラシが少なくなりますよ。

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-道具屋おやじの過去の釣り日記-
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三種の神器のおかげです、その1.

今週の定休日(10/29)は、
ちょっとゆっくりのスタートのつもりで、
朝イチの突撃は見送った。

前回前々回と2回連続でボーズをくらっているので、
今日はなんとしてでも釣らなくてはいけない。

そこで今回は、
とっておきの秘策を繰り出すことに。

といっても何か新しいテクニックを使うのではなく、
釣れないときの神頼みをお願いすることにした。

名づけて”三種の神器”におすがり作戦。

どなたにも験担ぎの幾つかがおありだろうが、
道具屋おやじのそれは合計3つある。

一つ目は赤い靴下。
二つ目は息子のくれたGショック。
そして三つ目は、これが一番強力、神様の石。

この3つを同時に繰り出すと、
なんと、あ~ら不思議、
それまでのボーズ街道は何処へやら、
爆釣街道まっしぐらという、
それはそれは霊験あらたかな3種の神器なのであります。

今朝は8時ごろから準備を始めて、
まずは赤い靴下と息子のくれたGショックを身に着けます。

-赤い靴下の謂れ-
その昔、アメリカのコロラド州にある、
ドローレスリバーに釣りに行った時のこと。

案内してくれたスコット社のセールスマネージャーが、
コロラドの名前の由来を教えてくれて、
赤い土地が多かったからcolor red と呼ばれて、
それがコロラドになったとか。

そのためコロラドで釣るときは、
somthing red=何か赤いモノを身につけると良い、
そう教えてくれたので、
さっそく赤い靴下を履いて翌日釣ってみると、
それまでのボーズ街道がウソのように解消。
素晴らしいサイズのワイルドのカットスロートを、
ついにゲットすることができて、
赤い靴下は、
オイラのとって置きの秘策の一つになったのでありました。
ありがたや~




-息子がくれたGショック-
おいらは時計が苦手でね、体にぴったりと張り付くものが
どうも好きになれない。
そのため、指輪もしないしアクセサリーも持ったことがない。
一度だけ、若気の過ちで、
見栄をはってロレックスを1個だけ買ったことがあるのだけど、
どうにも重くてねぇ。
2~3回使ってから、コメ兵さんに持っていきました。

そういうわけなので、
時計を身につけるのが好きじゃないので時計を持っていないのだけど、
息子が就職して最初の給料をもらったとき、

どうやらうちのオヤジは貧乏で時計が買えないから、
初サラリーでGショックを買ってやろう。

息子はそう思って買ってくれたようだ。

で、せっかく買ってくれた時計なので、
ちょっとだけ使ってみるかと思って、
庄川に行った時にはめてみたら、
なんとその日は尺イワナ連発。

この日、息子のくれたGショック様は、
下手クソ釣り師の願いをかなえる、
素晴らしいお時計様になられたのでありました。
ありがたや~

で、最後は神様の石。

-神様の石-
これは今を去ること30年前、
サラリーマンだった道具屋オヤジは、
勤め先で不遇をかこっていた。

というのも、何処にでもいる嫌な上司とそりがあわず、
仕事が全然はかどらない。

しょうがないので偶然手に入れたこの神様の石を机の中に忍ばせて、
そいつが何か嫌な発言をするたびに、
机の中の石を握り締めて、

”今に見てろよ~”

などと思うのでありました。

というのも、その時すでに着々と準備していて、
その後で釣り道具屋として独立。
なんとか生活が成り立ちましたので、
神様の石が支えてくださったと感謝しております。

で、神様の石は荘川方面の産ですので、
庄川に釣りに行く前にお参りしていくと、
必ず魚を釣らせてくれます。
ありがたや~

また息子が大学受験のときに、
神様の石をバッグの中に忍ばせて、
休憩時間に神様の石をさすっていたところ、
不思議に心落ち着いて取り組むことができ、
息子は見事に第一志望に合格という、
親子ともどもにお世話になっている、
我が家の家宝なのであります。
ありがたや~




というわけで今回は、
出掛けの準備はすべて万端。

颯爽と員弁川に到着して、

まずは10時ごろから最初のポイントに突撃…
アレッ、なにもなし。

次は12時ごろから二つ目のポイントに突撃…
オヤッ、やっぱりなにもなし。

最後は3時頃から三つ目のポイントに突撃…
クソッ、最初の瀬はなにもなし。

次の瀬で良型ヒット…
ジャンプしてバレル。
ちょっと休ませてもう1回やってみると、
ゴンと来てから切られてしまった。

最初の瀬に戻って、
システムを変えて流してみると、
これもゴンと来て、
5分ぐらいのやりとりでバレテしまった。

そのまま釣り下って、
最後の瀬でまたゴツンときて、
これはネットイン寸前でバレテしまった。
おまけにこのときは対岸で地元名人のYさんが見ておられて、
Yさんの前でバラシテしまったので、
ちょっと恥ずかしかった。

結局、夕方の5時ぐらいまでやって、
4発ヒットして、4バラシという、
ちょっと情けない結果だったのだけど、
心の中は晴々としていて、

だって、ずっとボーズ街道まっしぐらだったのに、
ちょっと攻め方を変えただけで4発ヒットだから、
これはやはり三種の神器のおかけでしょう。

バラシタ原因はちゃんと分かっておりますので、
次回はそこのところを改良して、
もう一度、突撃予定です。

次は釣れるかな。

三種の神器、その2に続く。

-道具屋おやじの釣り日記-
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