K様からのご依頼で、
Gルーミスのデモロッドを2本ご用意させていただいたら、
先日、お試しにこられた。
あいにく夕方の6時近かったので、
すでに外は真っ暗。
視界が悪くて状況の把握が難しいので、
ベテランのK様でも、なかなかこのロッドの良さを
引き出すことが難しいのじゃないかな、
などど思っておりますと、
店の外に街灯があって、
そこでキャスティングしていただくと、
ラインの伸びる力とか、
それに相関するロッドの曲がり方とか、
全然問題なく確認していただくことができた。
おかげさまでお気に召したようで、
一緒にご来店いただいたH先生から、
GルーミスNRX+590-4のご注文を頂戴しました。
毎度ありぃ~
さて、話しは変わりますが、
K様はベテランでいろんな話をさせていただきますが、
キャスティングを拝見するのは初めてでした。
K様がキャスティングを始めると、
オ、オッ!!!
真っ直ぐに振っている!!!
我らと目指す方向が同じなのね!!!
ビックリした~!!!
K様は交友範囲が広くて、
セージキャスターにもお友達が多い。
そのため、彼のキャスティングは、
ちょっとスリークォーター気味で、
ループを細く見せるタイプなのかなと思っていたのですが、
予想とはまったく違っていて、
同一平面状を通して力のロスと面の歪みを防ぎつつ、
後ろを高く上げることができるキャスティングでした。
そうじゃないと、
長良川のシラメで遠投する時に、
しょっちゅう後ろを釣って、
しょっちゅうフライ交換を余儀なくされるので、
全然釣りになっていない方が多い。
その方たちのループは細くてカッコいいのだけれど、
どうやらその一派は他人にキャスティングを見てもらいたいだけで、
魚にはフライを見てもらいたくないようだ。
一方、K様のキャスティングだと、
後ろを高く上げてトラブルを回避できるので、
とても実戦的なキャスティングでした。
彼はいったいどのような経緯でこんな素晴らしい
キャスティングを身につけたのだろう?
相当にいろんな経験を積んでこられたに違いないね。
ベテランの努力の賜物が透けて見えるような瞬間でした。
というわけで、
実戦的なキャスティングを身に着けたいかたはぜひご来店下さい。
ループを細くすることなどどうでもいいことです。
できるだけ効率よく、
できるだけトラブルのないキャスティングを目指すのなら、
きっと当方がお役に立つことでしょう。
ちょっと熱く語ってみました。
なお、本気で上達したい方は一升瓶が必要です。
中身は全部飲んじゃってくださいね。
何故一升瓶が必要かは、また別の機会に…。