クマの巣谷で尺イワナしか釣れず…。LASTHOPE flyfishing diary-No.126

今朝(8/05)も40オーバーのイワナを求めて、
通称”クマの巣谷”にやって来た。

この渓は、クマも多いけれど大型のイワナも多いので、
リスクを取るだけの価値は充分にある。

また本日はもう一つのテーマもあって、
#11マイスターブラックに使っている、
スペックルドバジャー ダークのハックルが、
そろそろ底を尽きかけているので、
早急にハックルカラ―の変更をしなければならない。

クマの巣谷はとても狭い渓なので、
短くても大型イワナのファイトに耐えることのできる、
スコット FS 583/4を持ってきた。

#11マイスターブラックのハックルは、
とりあえずブラックで巻いてある。

こんなタックルで8時ぐらいから釣り上がり。

ところが、
30分釣っても1時間釣っても
全然イワナの反応がない。

イワナ達は集団で何処かに避暑に行ってしまったのか、
走る姿さえ見ることができない。

今日も足元はゲーターで歩いているが、
源流といえども体に感じる水は生ぬるく、
足元が快適なのはいいけれど、
イワナには暑すぎるかもしれない。

たぶん土用隠れだろうなぁ…

今日はひょっとしてボーズ…

諦めかけたころにようやく良型がヒット。
30cmちょうどのイワナでした。

0805 熊の巣谷の尺イワナ
0805 クマの巣谷の尺イワナ

結局この日はこの1匹のみで、
イブニングも7時半ごろまで粘ったけれど、
まったくといっていいほどに反応なし。

40cmイワナへの道は遠いなぁ

こんな結果で、フライのテストは成功と
いってもいいのだろうか…。

◎ 今回の動画はこちら。

◎ 動画を集めたLHチャンネルはこちら

◎ 定年過ぎたら旅に出よう。
LHチャンネル2はこちら




クマが出たけど帰れません!LASTHOPE flyfishing diary-No.125

今日(7/29)は何が何でも、
40アップのイワナを釣らねば帰れない。

というのも、
ご常連のAkiちゃんが40cmのイワナを釣ってしまったので、
ただいまご常連の間では、
蜂の巣をつついたように大騒ぎで、
各自、大物ポイントをチェックして、
作戦を練っておられる。

道具屋おやじも40イワナのポイントを、
知らないわけじゃないけれど、
そこは通称”クマの巣谷”で、
イワナだけじゃなくクマの魚影も濃いので、
慎重にいかねばならない。

まぁ、山田名人の火縄銃があるので、
それをぶっ放せば大丈夫だろう。

そう思って”クマの巣谷” のすぐ手前の林道を、
ゆっくりと走っていると、
カーブミラーの下に黒い大きな影が…

車を止めてじっと見ていると、
でっかいクマでした。

しばらく眺めていると、
やがて消えて行ったので、

さて、どうしよう?

行くか、止めるか?

ちょっと考えたところで、
そのまま突撃することに。

着いたらすぐに火縄銃を
バンバン鳴らそう….

アレレ、
持ってきたはずの火縄銃がない。
何処かに忘れてきたようだ。

しょうがないのでハッカスプレーと、
ウェーディングスタッフで対処するか。
ハッカスプレーがとても効くとは思えないけど、
クマが出た時の精神安定剤代わりに、
自分にスプレーしてっと。



おっかなびっくりでたどり着いたクマの巣谷は、
ご覧のようにずいぶん渇水していて、
今日はちょっと手こずるかも…。

周囲の物音に気をつけながら、
ちょっとづつ釣り上がり。

ロッドはエピックのFG-Ⅱ370に、
フライは#11マイスターブラック。
ニュージ―の名竿で、
大物イワナの強烈なファイトをいなしてやろう。

ここはすべて天然イワナのみなので、
こんな綺麗なイワナが釣れてくれる。

ただ渇水のせいなのか、
それともクマにビビッて集中力が続かないのか、
やることなすことチグハグで、

絶対に出るはずの大物ポイントで、
カメラを回しながら釣っていたのだけれど、
全然出てくれない。

しょうがないのでカメラをとめて、
次のポイントに向かおうと思った瞬間に出た!

35cmは確実にあるサイズだったけど、
残念ながら強烈なファイトでバラシてしまった。

今日はお留守かなと思って、
ずっと回していたカメラを止めて、
さぁ次に行こうか、
そう思った瞬間に出てしまったので、
ちょっとアワセが甘かったのかもしれない。

おまけに、
次のポイントで出た40cmサイズは、
なんと上流から追いかけて来て、
頭を下流に向けたままでフライをつついたので、
アワセを入れることができない。

しょうがないので軽くアワセてみると、
ちょっとだけ重みが乗っただけで、
すぐに外れてしまった。

フックは212Yの#11を使っていて、
フッキングが悪いときのために、
バーブレスにしているのだけれど、
それでもダメな時はダメだ。

チグハグな展開続きで、
今日はしょうがない。
諦めて笹藪だらけの杣道を、
クマの恐怖に怯えつつ、
トボトボと帰るのでありました。

というわけで、

◎ 今回の動画はこちら

◎ 動画を集めたLHチャンネルはこちら

◎ 定年過ぎたら旅に出よう。
LHチャンネル2はこちら




尺イワナ谷の37cm。LASTHOPE flyfishing diary-No.124

ここのところずっと、
新規開拓で井戸掘りが続いている。

絶えず新しいポイントを開拓しないと、
ご常連様をご案内する時に飽きてしまわれるので、
井戸掘りは大事な作業だ。

幸い今期の井戸掘りは絶好調で、
天然アマゴと天然イワナの渓を何か所か、
安全なルート確保でゲットできた。
これでご常連をご案内するのに当分は困らないので、
井戸掘りはいったん休止。

さて本日(7/22)は何処に行こう?

ずっと井戸掘りが続いていると、
なかなか大物には恵まれない。
最近、尺イワナ釣ってないなぁ~
そこで、今朝は尺イワナ谷の一つへ出かけることにした。

道具屋おやじは尺イワナの確率が高い、
通称尺イワナ谷を幾つか知っているが、
そこは例えばアプローチがきつかったり、
あるいは熊が出るので危なかったりする。

入口が分からない渓も、
何となく直感が閃いて探してみると、
突然、流れが出てきたりして、
試しに釣ってみると、
他の人が入らないので、いいサイズが出たりする。

まぁそんな状況じゃないと、
なかなか尺イワナを確実に狙うことはできないが、
今回はそんな尺イワナ谷の中でも、
一番アプローチが簡単な谷に行ってみた。

ここは林道を30分ほど歩くと、
細い流れが現れる。
下流部は伐採のために埋まってしまって全滅なので、
まさかその上に尺イワナの谷があることなど、
気が付く人もいない。

流れはこんな感じで、
水量は少なくて生存競争は厳しいだろう。
こんな環境でも生き残るイワナは逞しいね。

今回はウィンストンピュアの663/4を持ってきた。
柔らかいロッドだと、大きなイワナが掛かった時に、
のされてしまって取ることができない。

ピュアのバットはボロンなので、
40cm近いイワナの強烈な引きにも、
余裕で耐えることができる、
頼もしい相棒だ。

フライは#13 マイスターブラックでスタート、
活性が上がってきたら#11にサイズアップすることに。

ウィンストンピュア663/4と#11マイスターブラック



リーダーはTMC STDの7.5ft5xのバットを
30cmほどカットで、フライは直結。
ロングリーダー派には信じられないシステムだろう。

こんなシステムで釣り上がり。

最初はこんなサイズばかりだったが、

釣り上がるにつれてサイズも活性も上がってきて、
やがて、32cmゲット!

野性味の強い逞しい風貌のイワナでした。

さらに、
37cmもゲット!

8時スタートで11時まで釣り上がり、
3時間の釣行で尺イワナ2本ゲットは上出来でした。

というわけで、

◎ 今回の動画はこちら

◎ 動画を集めたLHチャンネルはこちら

◎ 定年過ぎたら旅に出よう。
LHチャンネル2はこちら