週末(4/29~30)の雨は酷かった。
岐阜の各地は軒並み80mm以上の降水量で、
これでは入れる場所はほとんどない。
でもそれなら今日(5/1)はきっと、
釣り人の姿は少ないだろう。
上流に行けば水量が収まるのも早いし、
ちょっとだけ覗いてみるか…。
そう思ってやってきたポイントには、
手前に他府県ナンバーが3台。
上流にさらに3台。
もう1台が目の前に停まっていて、
ちょうど餌釣りの方が戻ってきたので、
釣れたかどうか聞いてみると、
人だらけでボーズとのこと。
まさかねぇ、
大雨の直後なのに、
こんな狭い渓に7台もの車が
ひしめき合っているとは…。
ゴールデンウィークの真っただ中だから、
しょうがないよねぇ
さてどうしよう?
いろいろ考えた末に、
まさか谷に入ることにした。
まさか谷は道具屋おやじがかってに命名した渓で、
まさかこんなところに渓があるとは!
入口が分かりにくいので、誰も気が付かない、
地元の人さえ入らない、知られることのない渓だ。
ちなみに道具屋おやじには三つのまさかがあって、
1-まさか、こんなところに渓があるとは。
2-まさか、こんな工事現場に良型アマゴがいるとは。
3-まさか、こんな三面護岸に良型イワナが潜んでいるとは。
この三つのまさかを駆使することによって、
腕が悪い道具屋おやじでも、
なんとか魚の顔を拝むことができる。
さて、まさか谷はアマゴの渓で、
放流がないので天然物しかいない。
ただ、天然物しかいないということは、
魚影が濃いわりにサイズが上がらないので、
平均サイズは小ぶりだが、
最後の魚止めの堰堤には、
尺アマゴが潜んでいる。
そこまで釣り上がって3時間ぐらいの行程なので、
とりあえず行ってみることにした。
これがまさか谷の風景、
人の手が入っていないので、
荒れた感じの渓です。
まさか谷は流れが浅く、
フライに向いた釣り場が多くて、
神経質なアマゴ狙いでは、
ちょっと離れた場所からキャストする。
遡行を開始すると、
最初からすぐにアマゴが出てくるのだが、
なんだかフッキングが悪い。
つぎのポイントでも出てきたのだが、
フッキングしてくれなかった。
どうも変だ、
なんだか追い込まれているようで、
慎重に周囲を見ながら上がって行くと、
途中で新しい足跡を発見!
誰も知らない筈だったのに、
誰かこの渓の存在を知っているようだ。
とはいってもアマゴは出てくるので、
そのまま魚止めまで釣り上がることにして、
ゆっくりと釣り上がって行くと、
だんだんフッキングする魚も増えてきて、
堰堤までにチビアマゴを10匹ゲット。
これが魚止めの堰堤。
いかにもいそうな雰囲気です。
これで堰堤で大物が釣れたら最高だなと思っていると、
落ち込みから、ちょっとフライが流れたあたりでヒット!
さてサイズは?
残念ながらチビアマゴでした。
久し振りのまさか谷ですが、
アマゴのサイズが上がらないので、
ちょっとこれではねぇ。
さてどうしましょ?
いろいろ考えた末に、
二つ目のまさかを発動することに…。
まさかの工事現場の渓は、
釣り人の誰もが敬遠することが多い。
工事車両はひっきりなしだし、
工事の騒音も酷いので、
渓流釣りの雰囲気は台無しだ。
当然のことながら入渓する人もいないので、
案外、良型の魚が残っていることが多い。
今から行くまさかの工事現場も、
毎年、綺麗なアマゴが釣れるので、
雰囲気を気にせずにやってみると、
まぁまぁのサイズのアマゴがヒット!
パーマークの流れていない綺麗なアマゴです。
花魁アマゴとかキャバクラアマゴとは全く違う、
天然物のアマゴです。
幸い本日は誰も入渓していなかったようで、
こんな良型のアマゴを8匹と、
綺麗なイワナを1匹ゲット!
最後に実績のある流れを試してみると、
狙ったポイントから、上の画像のようなアマゴが出た。
思い通りに釣れたので、ヒットした瞬間も
バッチリとカメラに入っている。
これで引き上げるつもりで、
電池残量の少なくなった胸のカメラを止めて、
ロッドもたたみつつ、目の前の流れをひょいと見ると、
何と!
ライズがある!
そこでいったんはたたんだロッドをセットして、
胸のカメラは止めたままでやってみると、
この日、最大サイズがヒット!
これもパーマークが流れていない、
姿態の整ったアマゴでした。
まさか!
1匹釣ったあとで、もっと大きなサイズが出てくるなんて!
アマゴは大きなサイズから出てくることが多いので、
普通はだんだんサイズが小さくなっていきます。
いやぁ、ビックリしました。
本日はスタートからまさかの連続でしたが、
釣りも人生と同じ。
諦めなければ何とかなるものですね。
皆さんもお励み下さいね。
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