さぁ、空気を換えよう、その2。ポーチュガルの4711。

相変わらず、
コロナウィルスの影響は止むことがないねぇ。

悪いニュースばかり伝わってくるので、
日本中が重い空気に包まれている。

当方は釣り道具屋なので、
飲食店のように売り上げがゼロ、
というひどいことはないのだけれど、

やはりご来店客は減少するので、
残念ながら売り上げは落ちますね。
悪い空気が店内を漂っております。

けれども、おかげさまで通販は順調なので、
ご常連の皆様には感謝申し上げます。
毎度ありぃ~

ところで、

バンブーロッドをご注文いただいた、
Y先生がロッドを取りに来られた。

幸いお気に召したようで、
そのままお持ちいただいたのだけれど、

このY先生、

いつも風のように来られては、
風のように去って行かれる。

店の中で長居されることもなく、
サッと来て用事を済まされたら、
サッと立ち去られるので、
立ち居振る舞いがとても粋な方だ。

先日も、
バンブーに合わせるマーキスを取りに来られて、
またサッと去って行かれた。

で、先生の立っておられた場所に
何気なく行ってみると、
なんとなくそこだけイイ香りに包まれていて、
空気がその1m四方だけ華やかになっている。

Y先生、いい香水使っておられるなぁ。
思わず感心してしまった。

オイラが女性なら、
きっと惚れていたところだなぁ、
などと思ってしまったので、
Y先生、きっともてるやろなぁ。
あぁ、うらやましい。

ところでまたまた話は変わりますが、
道具屋おやじも60歳を超えてから、
加齢臭が気になるようになってきた。

できるだけ毎日、
お風呂かシャワーを浴びて、
できるだけ毎日、
髪を洗うようにしているのだけれど、
残念ながら年齢にはかなわない。

自分で気が付かないうちに
いやな臭いが出ているとしたら、
ご来店下さるお客様が引いてしまわれるやろなぁ、
そう思って、
Y先生にならって、
キザにならない程度に、
何か良い匂いのするものでもつけるかと思って、
仕舞い込んでいたこんなものを出してきた。




ポーチュガルの4711、
そうケルンの水です。

若いころからこの柑橘系の香りが好きで、
気分転換したい時に使っていたのだけれど、
こんなのキザだよなぁ、などと思って、
最近ではめったに使うことはなかった。

この小さなボトルを入手したのはちょっと前、
ムーミンのグッズを集めていた頃に、
嫁が誕生日のお祝いにくれたもの。
小さな瓶に入った4711だけど、
使うのがもったいなくて、
ほとんど使わずにしまっておいた。

ただ、
いよいよ加齢臭が気になってきたので、
ちょっとだけ使ってみることにして、
フタを開けたら全然問題なく使える。
7~8年は前の奴のはずなんだけれど、
大丈夫なんだね。
持ちの良さにびっくりした。

久し振りに使う4711は、
あいかわらず柑橘系の匂いが、
清々しい。

Y先生にならって、
ちょっとだけ香るように使ってみようかな。
店内の空気を換えたいからね。

こんなことで日本を覆っている
重い空気が変わることはないのだろうけれど、
すこしでもなんとかしたいよねぇ。

おしゃれさんが多いフライフィッシャーの皆様、
手持ちの香水やコロンを使って、
ちょっとだけでも日本の空気を明るくしてみませんか?

ひょっとして、
さらに皆さんが女性にもてるようになっても、
オイラは関知しませんけれど、
なんとか世の中を明るくしたいよね~

などと、
昔ばなしを絡めて、
取り留めのないひとり言でした。

オービスやセージのデザイナーは、
きっとポーチュガルの愛用者だったかも、
などと道具屋おやじは密かに思ってます。

(その1はこちら)