ブレードパターンは巻くのが大変。

サワラを5本もヒットさせて、
絶好調の我らが二宮先生。

さっそく次の便も予約を入れられたので、
さらに頑丈で沈むフライを作ろうと
近くの釣り道具屋さんでマテリアルを
ごっそりゲットされて、
ただいま当方でセッティング中。





ソルトのフライにはいろんな制約があって、
重く、頑丈にするのは簡単ですが、
問題はそれを投げることができるかどうか?

風も波もある時には、
揺れる船上で正確に投げないと、
ご自分や同乗者を釣ってしまうことにもなりかねない。

フックは#1/0とか#1といった大きなサイズを使いますので、
これが体に刺さりますと大事故につながります。
バーブレスは必須ですが、
重く速く沈むように工夫すると、
今度はキャスティングの難易度が増して、
フライが低い弾道で飛んで行きますので、
顔の横をヒュンと掠めていくこともしばしば。
できればサングラスやメガネの類も、
あると安全でしょう。

また、ソルトのフライは作っては固め、
作っては固めを繰り返しますので、
完成までに時間が掛かります。
頑丈につくらないとあっという間に壊れてしまいますので、
これも必須の作業です。

これはイントルーダーのワイヤーに、
リングとスイベルとブレードとシングルフックをセットしたものですが、
文明の利器がなくて、手でリングを通していたため、
これだけ作るのに2時間ほど掛かってしまいました。
(決して老眼のせいではありません…。)

幸いその後で、その昔に入手したリング外しが出てきたので、
次回からはもう少し時間を短縮できそうです。



ブレードパターンはこんな感じで。

先日のブログで申し上げたとおり、
サワラ狙いにブレードのついたパターンを
あれこれと捏造しております。

ブリは春に釣ったので、
全身トロのサワラと寒ブリが次のターゲット。

そこで、
10/11の20:30に、ご常連の猫屋様と明康丸で出船して、
シーバスを狙いつつこんなパターンを試してみました。





前半は通常の#2イワシゾンカーを使って、
ヒラスズキを筆頭にまぁまぁの釣果があったので、
後半はこのブレードのついたパターンを試してみました。

心配した重量増もたいしたことはなく、
ニューモデルのGルーミスIMX-PRO V2 SALT 890-4で、
まったく問題なく投げれたので、コントロールに特に問題なし。

肝心の釣果といえば、
このフライは#1と#1/0に巻いたサワラ用なので、
シーバスにはちょっと大きいかもと思っていたのですが、
結構反応が良くて、何度も追いを確認。

1回だけ良型がゴンと襲ってきたのですが、
手が滑ってフッキングできず。

その後も、何度も良い反応が出るのですが、
今一歩、フッキングに持ち込めない。

もう少し煮詰めなきゃだめだなと思っていると、
昨夜ご来店いただいた若山名人が、

”ブレードに反応してたのでフッキングしなかったのでは?”

などととてもいいアドバイスを示唆してくださった。

通常、大物狙いの場合には、
ベイトの目を狙ってくるので、
フックはフロントだけで良いと思っていたのですが、
魚がスレている場合には、
フライの後ろから追っかけてきて、
テールの部分だけをチョンとつつく、
そんなシーンも良くお目にかかります。

そこで、
リアにこれをつけようかと思っているのですが、


重量が相当に増してしまいますので、

空気抵抗も増えて投げれるか?

リアが重くて下がるので、
フライの姿勢や泳ぎに影響はあるか?

そして一番肝心なフッキング率が向上するか?

さまざまな難題が待ち構えてます。
ハァ~、時間もお金もかかりそうだわ…
でもやらなくちゃね。




タイイング教室承りました。10/07

本日(10/07)は、ご常連のH様から、
タイイングレッスンのご依頼。
10時にご来店いただいて、
基本中の基本、エルクヘアカディスを2時間ほど、
みっちりタイイング。

H様は呑み込みの早い方で、
2本ほど巻いた後の3本目、4本目は
初めてとは思えないほどの出来栄え!

きっと上達されることでしょう。
頑張ってね。

なおタイイングレッスンは、午前中の空いている時なら何時でもOK。
1回3,000円で、2時間ぐらいで5~6本巻いていただきます。

詳細はお気軽にお問合せ下さい。

お問い合わせは、

電話052-502-4424か、
メール info(at) lasthope.jpまで。

なお携帯の方、およびお急ぎのかたは、
メール lasthope.shinji(at)gmail.com まで。
どうぞお気軽に…。