たまにはこんな娘も...。2015/05/25


今朝(5/25)は、6時に突撃。
3時には目が覚めていたのですが、ちょっと思うところあって、ゆっくり出かけることに...。

目指すポイントは宮川下流ですが、
今日はその前に、色んな場所をチェックしつつ車を走らせております。

というのも、去年の大雨で河川工事が多く、オススメできるポイントが減ってしまったのと、
最近になって富山のある渓で痛ましい事故があって、この川もしばらくご紹介するのを控えようと思いますので、
その分を他で探さなければいけない。

そう思って、R41沿いの本流と支流を、片っ端からチェックしてみました。

そういうわけなので、6時に家を出たのに、10時半ごろはまだ高山市内を北上中、
いつになったら目指すポイントに到着するのやろ....。

古川の道の駅でちょいと休憩して、近くのタイムリーで釣り券購入。

12時ちょっと前に、ようやく宮川下流の小さな支流に到着。
流れはこんな感じで釣りやすい渓です。



さっそくタックルをセット、
ドライで行くかウェットで行くか迷ったのですが、
真昼間のドピーカンということで、ドライフライは厳しそう。
そこで、いつものスコットG2 883/4に、前回と同じ#10プリンスニンフ-SHEをセレクトして、
ウェットフライの釣り上がりを楽しんでみましょう。

9ft6Xのリーダーをちょっと詰めて、5Xのティペットを20cmほど付け足し。
5Xと6Xの結び目を少し残しておいて、そこにドロッパー結びます。

この渓はイワナ主体の流れですので、
前回のようにアマゴ狙いのレッドテールは使わず、
ドロッパーには#10プリンスニンフ-SHEのスタンダードを、
リードは#10プリンスニンフ-SHEのブラックテールを組み合わせます。



このシステムで釣り上がっていくと、すぐにこんなイワナがヒット。



先行者が入っていなかったようで、ポイントごとにヒットがあります。

ただ、もともとこの流れは、それほど大きなイワナが出る渓ではありませんので、
15cmから20mcぐらいがアベレージサイズ。

ほとんどこんなサイズで終始しました。



3時間ほど釣り上がって、
林道が崩壊している場面に遭遇しましたので、ここでストップ。



アベレージサイズのイワナを15匹ほどの釣果でしたが、
真昼間の釣果としましては、まぁこんなところでしょう。

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3時過ぎに本流に戻ってきて、大物狙いにシステム変更。

ヒゲナガが出ているよ、との前情報がございましたので、
スコットのR1005/4を持ってきて、9ft4xのリーダーに、ヒゲナガパターンを結びます。

明るいうちは、昨日慌てて巻いたフライのチェック。

貴重なクリーハックルをびっしりと巻き込んだ、#6クレイジーカディスと、



浮力重視、マドラーヘッドの#6ヒゲナガを浮かべてみて、



最初はクレイジーカディスでスタート、暗くなってきたらマドラーヘッドにチェンジ、
そんな手順で、ベストの中のライトの位置も確認してから、ポイントをずっと監視します。

やがて、陽が西の山に隠れた4時半過ぎ、ポツリポツリとライズが始まりました。

まだヒゲナガは出ておりませんが、バタバタバタバタ、大型のストーンが飛んでおります。
たまにそれにドボンと飛びついているようで、
それを見るともう待ちきれません。

まだ安定したライズもないままに、#6クレイジーカディスをポンと投げてみますと、
バシャッ、あっさりヒット!

フライに飛びついた様子から、小さいかなと思ってラインを手繰り始めると、
いきなりポ〜ンと飛び上がる。

おやおや、まぁまぁのサイズのニジマスです。
このニジマス、よほど状態が良かったのでしょう、
最初から最後までずっと跳ね回り、10回以上もジャンプしてハラハラドキドキさせてくれました。



サイズは37cmとたいしたことはないのですが、
素晴らしいのがそのシッポ、ヒレピンでした。
ひょっとして、噂の繁殖物?
そんなこともありそうな、綺麗な魚体でした。

さて、このニジマスが走り回ったおかげで、ポイントの中は静まりかえっております。
しばらく休ませるつもりで、じっとポイントを凝視。

やがて、1時間ほど経過したあたりから、少しづつヒゲナガが出てきました。
ところが、このころからポツリポツリと雨が降ってきて、肝心のヒゲナガのハッチが増えてくれません。
ライズもありませんので、駄目元でヒゲナガパターンを流すのですが、まったく反応がない。

30分ほどヒゲナガパターンで攻めたものの、
まったく反応がないので、諦めて天を仰ぐと、
あらまぁ、夥しい数のメイフライのエレベーター、
ヒゲナガに気を取られておりましたので、スピナーフォールには気が付きませんでした。

さっそく大物専用の#11BO(big one only)にチェンジして、
怪しいポイントをひと流し、
”バシッ” 一発でヒットしました。

これも先ほどと同様に、小さいかなと思ってラインを手繰り始めるますと、
いきなり水底目がけて走り始める。
結構良いサイズです。

で、すぐに背中のネットを確認して、
ラインが絡まないように、そっと足もとに確保。
幸い足元のポジションは大丈夫、いくら暴れてもついていけます。

長期戦を覚悟して、まずは5分ほどのやり取り、
ジャンプはなく、底へ、底へと突っ込んで行きますので、おそらく良型のイワナでしょう。

ところが、
イワナの筈だったのに、さらに5分ほど経っても寄ってこない。
ひょっとしてコイを掛けちゃったのかと思い始めたところで、ようやく相手が水面に浮いてきた。

魚体がちょっと茶色い、
齢を経たイワナかもと思いつつネットに入った相手は、
おやまぁ珍しい、良型のブラウンでした。



ヒレピンのブラウン48cm、
顔がこんな感じで優しいので、きっとメスでしょう。



宮川下流のブラウンは、すべて繁殖物ですので、綺麗な魚体ばかり。
久し振りのブラウンゲットで、心穏やかに帰ることができました。