YUKIHIRO YOSHIDA

 Fine Japanese Bamboo Fly Rod Builder

◎丸竹ロッドについてお客様からよくいただくご質問に、吉田さんがお答えします

 Q,真竹を6角形に貼りあわせて円形に削るとのことですが、竹の表皮の一番おいしい部分を
  削ってしまいませんか?
 A, いえ、表皮のおいしい部分は中に入れて接着面になっておりますので問題ありません。

 Q,真竹は遠投能力が高いと伺ってますが、丸竹の遠投能力はどうでしょう?
 A,通常の真竹の6角形モデルはフルラインを飛ばせるほどの能力がありますが、それに
  比べて、全く同じ能力を持っていると思います。遠投能力はとても高いですよ。

 Q,魚が掛かると楽しい竿ですか?
 A,めちゃくちゃ面白いですよ。バンブーは魚がヒットすると動きが良く分かりますが、丸竹
  モデルはしなやかなアクションですので、魚が首を振るのがさらに良くわかりますね。

 Q,メンテナンスはどうですか?
 A,基本的に殆どノーメンテナンスでOKなのですが、釣りから帰られたら空ぶきして下さい。
  濡れたままですと塗装や接着面が傷みますし、ブランクの曲がりも出てしまいます。

 Q,シグネイチュアラッピングしておられるとのことですが、すっごい手間が掛かりませんか?
 A,はい、通常のラッピングの3倍ぐらい時間がかかります。でもカッコいいほうがいいですよね。
  お客様の喜ばれる顔が見たくて頑張ってます。

 Q,アワセ切れや良型サイズのバラシが頻発するのですが、丸竹ロッドはいかがですか?
 A,お客様がもし柔らかすぎるロッドを使っておられた場合には、ロッドが曲がった後の反動が
  きついですからアワセ切れがよく起こりますし、アワセのタイミングが遅れてフッキングが
  悪くてバレます。またそういう性格のロッドですと、大物の引きにバットが負けちゃって、やはり
  バレが多くなります。また、硬すぎるロッドでもアワセ切れやファイト中のバラシは多くなります。
  一方、丸竹ロッドのようにほどほどに硬く、またほどほどにしなやかなロッドですと、ライズに
  対する反応スピードがベストタイミングになりますので、アワセ切れやバラシが少なくなります。

 Q,ネーム入れとかラッピングカラーの変更は可能ですか?
 A,バンブーロッドは本来、お客様のお好きなように仕上げるお誂えの商品という性格が強いもの
  です。従って、ネーム入れもラッピングカラーの変更も全て無料で承っております。ラッピングの
  カラーにつきましては、基本的にブランクが明るいストローカラーになっておりますので、それに
  あわせて、赤のスレッドでシグネイチュアーラッピングにしておりますが、色の変更も可能です。
  また、ご自分だけの1本を作りたいお客様には、8,000円アップとなりますがストリッピングガイドに
  メノウを使って、それにラッピングの色を合わせることも承ります。メノウの色は、レッド、グリーン、
  ホワイト、赤の縞模様などがございますので、例えばグリーンを選択された場合、グリーンのラッピ
  ングにされるとロッドが引き立ちますよ。

 Q,ずばり伺います。値段は高くありませんか?
 A,このモデルにつきましては、通常の6角形モデルの2倍以上の手間がかかっておりますので、
  できれば相応に値上げしたいところなのですが、やはり多くのお客様に使っていただきたいと
  思いますので、6角形モデルよりも10,000円アップの値段に設定してあります。おかげでこの
  値段でも、すでに多くの方からご注文をいただいております。作る手間を考えますと、もっと
  高くしたいのですが...。

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