初日が...。2014/10/20


台風で延期を余儀なくされたローカルリバーへのニジマス放流。
無事に1回目が終了しましたので、さっそく今週の定休日(10/20)に行ってみました。

放流日の夕方、常連の皆さんより連絡があり、
ルアーでは釣れた方がおられたものの、フライではまだノーヒットとのことでしたので、
放流ポイント近辺にニジマス達は固まっていると判断。

そうすると流れに慣れないうちは、底のほうにへばりついているかもと思って、
フライは底を転がすための、いつものパターン#8ウーリーバッガーESをセレクト。

使用タックルは、今回は放流後の魚の居場所をチェックするために、
軽い番手で行きましょうと、TMCのJ-SWITCH N+ 1104-4を選択。
11ftで#4ラインを背負う、とてもしなやかなロッドです。
片手でも振れるように、バットエンドは短いほうをセットしてあります。
もちろんこのセットで両手でキャストしても、何ら問題はありません。

リーダーはマキシマリーダー9ft 3Xに、直結でフライを結びます。

現場には朝の7時ごろに到着して、
さっそく放流場所に行ってみると、すでにルアーマンが入渓しておられました。
挨拶をして、下流部を目指します。

何回かの増水で、昨年よりは流れが太くなり、水量もちょっと多くなっておりますが、
このほうが、スイッチロッドのタックルには向いておりますので、
去年よりも流しやすくなったと思います。

放流場所下流部の流れはこんな感じ。



このポイントを上流から丁寧に流し始めて、
ちょっとしたたるみにフライが差しかかったところでガツンとヒット!
合わせる間もなく、いきなりジャンプしたので、
これは良型かと身構える。

ヒットしたポイントは、周辺で一番早い流れの中で、
ここでトルクのある強い引きで暴れてくれたので、
4番ロッドで掛けたことを、後悔するほどのファイトをみせてくれた。

間違いなく50オーバーと思って慎重に寄せてくると、
あらま、せいぜい35〜6cmぐらいか、40cmにはほど遠いサイズでしたが、
とりあえず初日が出ましたので、記念撮影をパチリ。
尻尾が綺麗な放流物でした。



このJ-SWITCH N+ 1104-4 は、しなやかなアクションですので、
魚が強い引きでダッシュするたびに、満月のように曲がってハラハラしましたが、
それでもトラブルなく魚を寄せてくれましたので、内に秘めた能力は相当なもの。
オーバーヘッドで投げたり、下から投げたりと、いろんなキャストを試しましたが、
どのような投げ方をしても綺麗に曲がってくれる、とても気持ちの良いロッドです。

ただ、ヒットした相手が大きかったり、今回のようにビーズのついた重いフライを使う時には、
J-SWITCH 1105-4 N+ のほうが、コントロール性能がよりアップしてよろしいかも...。
オイラのようにハラハラドキドキしたい方は、1104-4 N+ で楽しまれるとよろしいでしょう。

さて、夕方から今朝にかけて、パラパラと雨が降りましたので、
今後は放流した魚たちもだんだん新天地を求めて散って行くことでしょう。
また今週の日曜日は、続けて放流が行われる予定ですので、さらにポイントが広がります。
皆様もぜひお出かけくださいね。