ススキの河原で。2013/08/26
今日(8/26)はお昼の2時半ごろに庄川の本流に到着。
最近になって、本流に大物の話が多いので、幾つかのポイントを見て歩いていると、
なんと、ある場所でクマのオリが仕掛けてあるのを目撃。
これで本流は諦めて、いつもの支流を目指すことに...。
3時半ごろに支流の一つに到着して、さっそく準備を整えて入渓。
河原は一面ススキに覆われて、ずいぶん秋の気配が濃くなってきました。
さてこの季節、使うフライに迷うことがよくあります。
もう8月の終わりですが、第二世代のオータムメイフライにはちょっと早いので、
流れの中に目立ったハッチはありません。
その場合、真夏の延長でアントかビートル系を選択するのですが、
アントですとカーブフックを使いますので、遡上してくるまさかの大物にフッキングが悪い。
そこでオイラの選択は#14 ブラックハンピーSP。
ブラックハンピーのボディを強化したこのパターン、浮力に優れておりますし、
ライズしているのに出渋るときには、テールをむしってやればアントにも見えますので、
この季節に一番出番が多いパターンです。
大物狙いの場合、できれば#12サイズぐらいでフッキングさせたいのですが、
アントを捕食している場合には、フックサイズは小さくせざるを得ない。
その場合のぎりぎりの妥協点が#14サイズということになります。
前回のように、小さな鋭いライズが出たり、
あるいは、ライズしているのにフライに出ない場合には、#16まで落とすこともありますが、
できれば#16での勝負は避けたいもの。
小さいサイズのフックを使わなければならないときには、
取れればラッキーぐらいに考えておくとよろしいかも...。
さて、ススキの河原を2時間ほど釣り上がって、本日は魚の出が頗る良い。
24〜25cmクラスのイワナが10匹ほど、挨拶に来てくれました。
まぁまぁの釣果が出ましたので、締めくくりのイブニングタイムは大物ポイントに突撃。
本流から上がってくる大物が、休みそうな周辺に狙いを定めて、まずはフライをチェンジします。
たまたまヒラタが少量ハッチしておりましたので、大物専用の#11 BO(big one
only)をティペットにセット。
日が西に傾いて薄暗くなりかけた6時過ぎから、目の前でライズが始まりましたので、
ライズを丁寧に釣って行きますと、25〜27cmクラスを5匹ほどヒット。
先ほどの時間帯よりも、ちょっとサイズが良くなっております。
ただ、尺越えのサイズがでてくれませんので、もう少し粘るつもりでライズを待っておりますと、
7時ちょっと前に大物特有のゆったりとしたライズが出ました。
ただもうこの時間ですとほとんどフライは見えませんので、
必死の覚悟でティペットを切って、一番視認性の高い#11 VSOPを取り出して、老眼には見えないアイと格闘。
5分ほどで何とかティペットが通りましたので、すぐに目の前にフライを落としますと、
いきなりフライの姿が消えました。
アワセを入れると素晴らしい重量感がロッドに伝わってきます。
しばらくのやり取りで浮いてきたのは33cmのグッドサイズ。
粘った甲斐がありました。