小さなライズに気をつけろ。2013/08/05


今日(8/05)は土砂降りで、アチコチ回ったものの水量が多く、いまひとつこれだというポイントに入れない。
しょうがないので何度か川を変えて、夕方の5時過ぎに何とかやれそうなポイントに到着。

庄川の小さな支流の一つですが、
一跨ぎできそうなほどの小さな流れなのに、



雨がらみで大きな魚が本流から上がってくることもありますので、
大きめのフライで気合を入れてスタート。
4Xのティペットの先には、#11の庄川ハンピーをセットしております。

このタックルで5時過ぎぐらいから釣り上がり、
10cmほど増水しておりますので、流れの脇を丹念に流して行きます。

ところが、どうしたわけか反応が悪い。
この時間帯ですとたくさんの魚が出てきても良いはずなのに、
30分ぐらいやって、20cmぐらいのイワナが3匹ほど出てきただけ。

やがて、ちょっと雨足が強くなってきたので、
戻ろうかどうしようか、ベストの背中に押し込んだカッパを着つつ流れを見ながら考えておりますと、
目の前でピシッと小さなライズが出ました。
さっそくそのままになっていたフライを流したのですが、
魚からの挨拶は何もなし。

そこで、ちょっと考える。
雨で増水しているから魚の活性は上がっているのに、ここまでの釣果はたいしたことはない。
目の前のライズにも、いい所を流れたはずなのに、魚は出てこない。

小さいライズなので小さな魚かも知れない、無視して通り過ぎるか?
それともフックサイズを変えて、このライスをちょっとだけ追っかけてみるか?

ここまで考えて、先日36cmのイワナを釣った、庄川名人 M さんの言葉が脳裏に浮かんだ。
”ライズは小さいよ”

小さいライズの主は小さい魚かもしれないが、
アントのような小さいサイズを食っている時は、大物でも小さなライズになるはず。
アントなら持っているが、アントのカーブフックは万が一の大物にはフッキングが悪い。
そう思って#15QBP-SPを6Xのティペットに結んで試してみることに...

...というわけで、次のキャストに出てきた相手は37cmもあるイワナ。
6Xのティペットを結び直したばかりなので、それほど心配しませんでしたが、
何度か岩の下にもぐりこもうとしたので、そのたびにG2 883/4 のパワーを信頼して、
無理することなく浮かび上がらせることができました。



で、これをリリースしてまた流れを見ておりますと、
また”ピシッ”と鋭いライズがで出ております。
すぐにライズめがけて投げてみますと
こんどは尺ちょうどの幅広のヤマメ。



こちらも素晴らしい魚体でしたので、これでもう本日は充分に満足。
6時半ごろには土砂降りの荘川ICを後にしました。