長良川で天然シラメゲット! 2012/02/06
2/06(月)は朝から雨の天気予報。
行くかどうか迷いましたが、お昼前までは天気が持ちそうとのことでしたので、
4時過ぎに自宅を出発。
ただいまのところ、長良川本流でもっとも難易度の高いポイントに5時に到着しました。
毎年のことですが、本流のポイントは解禁初日には一面にライズするものの、
2〜3日経過すると、すぐに魚たちは難しいポイントに入ってしまいます。
届きそうで届かない、微妙な距離でライズを繰り返しますので、
遠投できるタックルを選択しないと、届かないライズを見るだけで一日が終わってしまいます。
さて、今回は、いろんなネタを抱えております。
まずその1は、楽に遠投できるシステムのチェック、スコットのL2H 1106/4とエアフロの40+ラインを試してみました。
その2は、新発売になったトラウトハンターのリーダーとティペットのチェック、結果はブログをご覧下さい。
その3は、クロカワゲラのハッチが出たときに使っている#16〜18の秘密のニンフのマテリアルの見直し。
テールやボディ材が破損し易いため、まずはテール材を変えたものを用意して、
クロカワゲラがハッチしたら、コレを使ってみる予定。
というわけで、本日は盛りだくさんのネタをこなさなければならないのに、
なんと、お昼ごろまで持つはずの天気は、朝の7時過ぎにはこんなありさま。
びしょびしょに濡れております。
寒いよ〜、冷たいよ〜、帰りたいよ〜、
そんな気持ちを抑えながら、とりあえずタックルをセットしました。
片手でも楽に投げることのできるスコットのL2H 110/6 に 、エアフロの40+エクストリーム#6を組み合わせて、
リーダーは、トラウトハンターのフィネス 12FT 7X+フロロの8Xを60cm、さらに10Xを90cm、
リーダー全長は17ftぐらいになります。
スイッチロッドは軽くて長いので、
こんな極細のリーダーシステムでも、25ydsぐらいの距離なら簡単にコントロールできます。
7時から11時までの4時間、ずっと片手で振っておりましたが、全然問題ありませんでした。
疲れたら両手に変えようと思っていたのですが、その必要もなく、
また、合わせ切れも一度もありませんでしたし、技術の進歩は素晴らしいですね。
最初は殆どライズが見当たらず、
過去の例からいえば、この場合にはミッジのピューパを捕食しているケースが多いため、
#22のシースルーピューパをティペットに結びました。
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これでライズが起こるのをいまか、今かと待っておりますと、
降る雨がちょっと小降りになった8時半過ぎ、
目の前、20ydsぐらいの距離でつまむような小さなライズが出ましたので、
さっそくフライを送り込んでみますと、あっさりヒット!
アマゴ星のほとんどない、綺麗な天然モノ、息を呑むような美しい魚体でした。
これ1匹で、充分に満足できる相手です。
残念ながらストマックには、殆ど何も入っておりませんでした。
ライズは引き続きポツリポツリとあるのですが、たまに強く振る雨足にかき消されて、
ライズの姿が安定しません。
こんな強い降りですから仕方がありませんね。
それでも雨が止みますとまたライズが出ますので、我慢してやっておりますと、
すこしづつライズフォームが変化してきて、バッシャッと派手な形に変わってきました。
そろそろクロチャンかなと思っておりますと、
目の前の水面を流れるアダルトが、派手なライズフォームで捕食されましたので、
さっそく#18秘密のニンフにチェンジします。
秘密のニンフは流れの上に乗りやすいようにデザインしてあります。
それはクロカワゲラのニンフが水面上に乗って流下してくるからですが、
水面に乗りやすいマテリアルを選択した結果、テールとボディが弱い材料を採用しておりますので、
ロングキャスト時にバックが下がってしまうと、壊れ易くなってしまいます。
そのため今回は、沈んでも良いのでテール材を強いものに変えてあります。
雨の日ですので、完全に水面に浮かべることは考慮に入っておりません。
さて、このテールの強化タイプを何回か流したのですが、
どうもお気に召さないようで、まったく振り向いてくれない。
雨が断続的に降っておりますので、水面で釣るのは諦めて、
先端の10Xのティペットをちょっとつめて、8Xと10Xのつなぎ目に小さなショットをかましました。
小さいショットをつけるのは、ライズが出にくい時の常套手段ですが、
さて、これで結果がでてくれるでしょうか?
たまたま前方25yds付近に潮目が出ていたので、
きっとそのアタリにクロチャンが流されていくだろうと狙いをつけて流してみますと、
すぐに結果が出てくれました。
小さなショット一つで、こんなに状況が変わるかと思うほど。
手前では殆どライズしてくれませんので、
11時の納竿まで、ずっと25yds前後の遠投を繰り返しましたが、
遠い距離で掛けた相手はまったくバレがない。
フライを疑うことなくガッチリと食っております。
一方、近い距離で掛けた相手はやはりスレているようで、
なかなかヒットしにくく、ヒットしてもバレてしまいます。
10匹掛けて3匹ほどバレてしまったのですが、
バラシた3匹はいずれも手前でヒットしたものでした。
というわけで、11時の納竿までにご覧の釣果。
雨が降り続く辛い日でしたが、
おかげで今日のネタはどれもグッド!
次につながる釣行でした。