イブニングライズの必殺パターン、VSOP。 2010/08/02


今日(8/02)は庄川の馴染みの渓でイブニング狙いです。
梅雨があけてからは水量がすこしづつ落ちておりますので、大物狙いならやはりイブニングタイムが効果的。
そんな思惑でいつもの渓には夕方の4時半ごろに到着。
水量の増減が心配でしたが、これならほぼ平水ですので大丈夫でしょう。



本日の作戦は、7時ぐらいまでは釣り上がりで通常サイズを狙って、
そのあとは大物のポイントで一発大物狙いとなります。

釣り上がりには、前回にも好評だった”#14アダムス クラシック”を使ってみましたが、
2時間ほどの遡行で、26cmを頭に10匹ゲット。
やはりクリーは効果的なハックルですね。



そのあとは7時ちょっと前に大物ポイントに陣取り、まずは新品の5Xのティペットに交換。
フライもこの季節の大物専用パターン、”#11VSOP”にチェンジしました。

”イブニングVSOP”は、ご存知のとおり山田功名人の不朽の名作で、
光量の少ない夕方にも良く見える優れたパターンですが、
オイラは老眼さらに進んでしまいましたので、
イブニング用に山田名人のオリジナルよりも、さらに視認力の高いフライが必要となってしまいました。

またイブニング時にフライの交換をするのは決死の覚悟が必要ですので、
良型のイワナを何本も釣っても壊れない、頑丈なボディのフライがあれば助かります。

この2点を考慮して、山田名人のオリジナルを蛍光色の強い視認力に優れたウィング材にチェンジ、
また最近になって、ドライフライの浮力を邪魔しない極細のワイヤーが発売されておりますので、
これを使ってボディを強化したパターンを、イブニング時に試しております。
それが#11VSOP、この季節にしか使わない大物専用パターンです。

やがて周囲が薄暗くなってきましたので、そろそろ気配が出掛かる頃。
ドライシェイクをごしごしとフライに擦りつけながら、水面の様子をそっとうかがいますと、
しめしめ、大物特有のゆったりとしたライズリングが広がっております。

タイミングを図って、次のライズが出る瞬間にそっとフライを水面に置いてみますと、
バシッと一発でヒット!



33cmの良型でした。

今回使用した#11VSOPは、この尺イワナを含めて、良型ばかり10匹ゲット。
1本のフライだけの釣果でしたので、狙った耐久力を充分にクリア。

老眼が進みますと、イブニングでフライを交換するのは本当に大変な作業ですが、
このフライを使うようになってからは、イブニングのフライ交換が必要なく、釣りに専念することができます。
このフライのおかげで、イブニングの悩みを一つ減らすことができました。