アダムス クラシック 2010/07/19


ようやく梅雨があけましたね。
今日(7/19)は常連の福田さんとご一緒、庄川の馴染みの渓でイブニング狙いです。
梅雨があけたとはいえ、山は相当量の雨を含んでおりますので、
増水していないかどうか心配だったのですが、それほど水量が増えている様子もなく杞憂に終わりました。

さて今回は、久し振りにクリーのハックルが出てきましたので、
クリーを入手出来た時にしか作れない幻のアダムス、”アダムス クラシック”を巻いてあります。

素晴らしい実力を秘めたアダムスは、
メイフライのイミテーションともテレストリアルのイミテーションともいわれておりますが、
どの河川で使っても良く釣れますので、パイロットフライとしてお使いの方も多いことでしょう。
オイラも初めての渓を釣る時には、アダムスかライトケイヒルを使いますが、
特にアダムスのハックルをクリーで巻いたパターンは取って置きの隠し玉、
抜群の釣果を誇るフライです。

噂によればこのアダムス、考案した本人はクリーのハックルを使っていたらしいとのことですが、
昔も今もクリーは入手が極めて困難なため、一般用のコマーシャルフライにはブラウンとグリズリーを採用した、
などといわれております。

現地には16:30ごろ到着、
イブニングまでの時間は暇つぶしのつもりで、本命ポイントの周辺をちょっと試してみますと、
すぐにこんなのがヒット、22cmほどでしょうか。
まだ早い時間帯ですので、このサイズでも上出来ですね。



ちなみにアダムスクラシックは、ウィングのポストの色をホワイト、イエロー、オレンジと3タイプ作ってあり、
早い流れではポストの色を黄色で、ヒラキなどの緩い流れではポストの色を白にして使い分けております。
ポストの色はオレンジでもOKで、底石の状況によって各色を使い分けております。
フックサイズは#14がベストで、緩い流れやスレた相手を釣りたい時には#16、#18とダウンしていきます。

やがて、陽が西に傾くにつれてだんだん雰囲気がそれらしくなり、
17時半ぐらいから入れ食いタイムに突入、
これは17:54にゲットした26cm。



このあとはほぼポイントごとにヒットが続いて、
サイズも25〜28cmクラスばかり。

これは18:56にヒットした28cm、
よく太った良型のイワナです。


19:20までにこんなサイズを30匹ほどゲットしました。
さすがにクリーハックルの効果は素晴らしいですね。
お腹の黄色い天然イワナ、嬉しい相手です。



同行した福田さんも順調に釣果を伸ばしております。
これは25cm、いいイワナですね。


さて、あとは尺クラスを狙うだけ、
まずはティペットを新品の5Xに交換して、
次はフライもチェンジ。

今回のアダムスクラシックは、
机の引き出しから出てきたクリーのハックルのサイズが14番までしか取れないため、
大きなサイズを作ることができません。
残念ながらイブニングの光量が少ない状況では、#14サイズですと視認が困難ですので、
ここは一発、いつもの大物専用フライ、#11BO(big one only)に登場してもらいましょう。

幸い目の前に怪しいライズが出ております。
水面を叩かないように、慎重にフライをプレゼントしますと、バシャッと一発でヒット。
33cmもあるグッドサイズでした。



これにて本日は打ち止めです。