枝に咲く花。 2010/06/21
梅雨の合間を縫っての釣行、今週は久し振りに庄川の馴染みの谷に出かけてみました。
昨年でしたか、大雨により大量の土砂が入ってしまい、大事なポイントが壊滅状態になってしまっていたのですが、
庄川の常連の皆さんから、”そろそろ復活気味”などと伺っておりましたので、
ちょっとは釣れてくれたらありがたいと、期待半分の釣行です。
いつもの馴染みの谷へは15時半ごろに到着。
流れはこんな感じでしたので、被害はそれほどひどくはなく、ほっと一安心。
さっそくスコットG2 883/4に#13のキハダをセットして、釣り上がってみました。
ところが、流れのすぐ手前に止まっていた軽トラックがテンカラの方で、
その後を釣っていくことになり、なかなかイワナが顔を見せない。
そこで狙い方をちょいと変更して、
テンカラでは放り込めないすみっこギリギリを打っていきますと、
だんだん魚の反応がでてきました。
それからは、ホントにいやらしいポイントばかりを狙って行って、
結局3時間ほどの遡行で、26cmまでのイワナを10匹ほどゲット。
久し振りでしたので、まぁまぁの釣果でしょうか。
イブニングは残念ながら魚が復活していなくて不発、
昔のように尺イワナ連発には、まだまだ相当時間が掛かりそうです。
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ところで、ここは狭い谷ですので、しょっちゅうフライが枝に引っかかります。
巷では、ロングリーダーなるものが流行っているようですが、
ロングリーダーもロングティペットも渓の規模によって使いこなすもの。
どんな状況でもロングリーダーが万能のような紹介記事は、困りものですね。
オイラは狭い渓に行く時は、9ftのリーダーを直結にして、
ちょっと長さをつめて使っておりますが、
それでも枝をかわしきれないこともしばしばですので、
雑誌の情報を鵜呑みにされますと、木に引っ掛かってばかりで釣りにならないでしょうね。
その結果どうなるかといえば、これは釣り上がりの途中で見かけた光景ですが、
ご覧のように、
枝にフライの花が咲いております。
3つのうちの一番右がオイラの#13キハダで、残りの2つは先行者が残したのもの。
どちらも長いティペットがついたままでしたので、これの持ち主は釣り上がりに苦労したことでしょう。
ロングリーダーもロングティペットも、川の規模によって使い分けることをオススメします。
狭い谷で使ったら、魚が釣れずに木が釣れる。
そして枝には、回収されないフライと長いティペットがぶら下がる...。
こんな光景を見ますと、
狭い谷で釣る時のリーダーは短めがよろしいですよと、
声を大にして申し上げるべきかな、などと思ったりします。
(もちろんこの枝に掛かったフライはオイラが回収してきましたので、どうぞご心配なく。
心あたりの方には、フライをお返し申し上げましょう。)