完全休養の一日となりました。
自営業は年中無休、まったく休みがありませんので、久し振りの休日です。
さて何してあそぼ...と考えておりますと、昨日お目にかかった岐阜大学の加藤先生のお言葉が頭をよぎりました。
” あそこの店のブツはうまかったですよ、それに安いし...”
というわけで、岐阜市内のとあるお店を目指すことに。
40分ほどのドライブで目指すお店に到着、すぐに例のブツを購入しましたが、
お店の大将いわく、
”最近は買う人が少なくなってねぇ、中国人かフィリピン人ぐらいしか買う人がいない”とのことで、
驚くほどお安い値段でした。
購入したブツは帰りの車の中でもブツブツ、ブツブツ...。
帰宅して鍋に放り込んでみますと、
こんな感じ、揃ってブツブツいっております。
でもこれじゃぁ何のことか分からないって...
やがて出来上がったのは、これこれ、
そう、モクズガニでした。
天高く、カニ肥ゆる秋です。
毎年2〜3回は上海ガニを某所でいただくのですが、ある年のこと、
とあるホテルの中華料理屋さんで、
”香港の人は、メスが好きな方もおられれば、ミソや身が美味しいオスを好きな方もおられるそうですね”
などと仕入れたばかりの知識を知ったかぶりしたところ、
”上海ガニはメスを食べるものです” とピシャリ。
へぇ、そうなのかなぁと思ってせっせとメスの卵をすすったのですが、
残念なことに、その後もオスを試す機会がない。
そこで、岐阜まで行く前にお店の大将に、
”オスはいますかねぇ” などとあらかじめ電話しておいたところ、
”今が旬なので、オスもメスもおるでぇ” と優しいお言葉。
張り切って両方買ってきて、すぐに茹でて食べてみましたが、オスもメスもうまかったぁ。
肝心のオスの味はどうかといえば、
まずはミソ、それに卵に栄養が取られないぶんだけ、オスのほうが身のノリが良いとの噂どおりで、
オスの身は本当に素晴らしい！！！
香港のグルメの皆さんのおっしゃるとおりでした。
あぁ美味しかった、充実した秋の1日、
加藤先生、貴重な情報をアリガトさんでした。