長良川郡上のシラメ、今日もちょっと渋かった...
2008/02/19
今年の長良川のシラメは、例年よりもちょっとシブイようで..
大きな声ではいえませんが、先日の大雪の土曜日、鮎の瀬で30年ぶりにボーズをくらっちゃいました。
この釣りを始めた30年前は、日本のフライフィッシングはまだまだ黎明期、
当然川原にはフライマンの姿はなく、シラメどころか渓流釣りのノウハウさえもまったくありません。
フライフィッシングは、欧米のゆったりと流れる河川向きの釣りで、
日本のようなフリーストーンの早い流れには、フライは向いていないからアマゴヤイワナが釣れる筈もない、
真面目な顔で餌釣りの面々に説教されるような、そんな状況でした。
ノウハウが存在しませんので、全部自分で試行錯誤して身につけていくしかない。
従いまして、渓流で釣るアマゴやイワナはもちろん、
さらに難易度が高いシラメ狙いでは、ボーズが当たり前でした。
それでも何とか釣ってやろうと、
最初はパラシュートやスタンダードのドライフライを小さく巻いて使っていたのですが、
釣れたり釣れなかったり、釣れなかったり釣れなかったりの日々が続きましたので、
偶然にも1匹釣れれば、とても幸せな気分で一日を終わることができました。
釣れないシーズンが数年続いて、やがて釣り方がなんとか固まってきたのは、
1979年に出版された田淵義雄さんの”フライフィッシング教書”のおかげで、
この中で紹介されたブラックミッジやラストホープを使うようになってから、
安定した釣果に恵まれるようになりました。
この本のおかげで今があるようで、ホントに感謝しております。
シラメが釣れなかったら、きっと釣り道具屋はやっていなかったでしょうね。
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それはさておき、
2/9(土)の大雪の日、ご常連と約束がありましたので、
朝の7時半から10時半まで、鮎の瀬の橋の下で、一時も休むことなく立ち込んでおりましたが、
ライズが少なくて大苦戦。
秘密のニンフを沈めて、2発ヒットしましたが、どちらも途中でバレてしまいました。
後から来られた3人のご常連と一緒に釣っておりましたので、
6つの目がありますから、釣れないと帰れない。
雪がちらつくしガイドは凍るし、ネオプレーンのウェーダーを履いていても足は痛くて感覚がないし、
まるで修行僧のような釣りでしたが、結局ボーズ。
後ろ髪惹かれつつ、泣く泣く帰ってきましたが、早めに見切りをつけて良かったのは、
その後の降雪量の凄かったこと。
ちょっと遅れたらきっと帰って来れませんでしたので、無事がなにより。
その日の運をどちらに使ったのか、よく分かる一日でしたので、
まぁ、ボーズもたまにはしょうがないということでしょう。
ちなみに鮎の瀬は今年は大不調で、釣り師の姿はまったくありません。
皆さんよくご存知ですねぇ。
これから行かれる皆様、鮎の瀬はお避けになったほうがご賢明かも...。
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というわけで本日(2/19)は長良中央は諦めて、郡上方面を目指します。
このところ調子の良いベストスポットに15:00過ぎに到着。
平日の火曜日の昼下がりですが、さすがに人気スポット、こんなに釣り人の姿がございます。
たまたまお目にかかった塾長殿に状況をうかがいますと、渋いものの散発でライズがあるとのこと。
そろそろクロカワゲラが出ておりますので、毎度のごとく#18の秘密のニンフのショット打ちを試してみましょう。
できるだけ立ち込まずに、岸際でたまに出るライズを狙っていると、
なんとか1匹ゲット!
シラメというよりは、放流の銀毛アマゴですが、1匹でも釣れれば良しですね。
ライズが少なくて2匹目の泥鰌は期待できませんので、これにて本日は終了です。