リベンジは青物で...
2007/11/05


先日の釣行会でチビセイゴを1匹ゲットして、これでついに連敗脱出かと思いきや、
相変わらず何処に行ってもノーヒット、シーバスはさらに連敗継続中です。
つい最近もFLY丸さんのご好意により、
三河湾中を走り回っていただきましたが、まったくヒットなし。
そろそろ竿をブン投げて、海の藻屑にしてやろうかい、などとスネテいたところに、
なんと、予約が取り難いことで有名な横浜のシークロさんの予約が取れたよと、
小田原方面から吉報が舞い込んできました。
シーバス船、ナンバーワンガイドの呼び声も高い、あのシークロさんです。
これは行くしかないですね。

というわけで、11/05はちょっと早起きして新幹線で小田原へ向かいまして、
勝俣雅晴さんと一緒にシークロさんにうかがいました。



シークロさんの出船システムは、午前便と午後便に分かれておりますが、
おいらはシーバスは夜に釣るものだと思い込んでおりますので、
昼間に充分釣れますよといわれても、なんだかピンときません。

横浜に来る前には、暇な時にイワイのシーバスのDVDをこれでもかというぐらいに見て、
せっせとイメトレに励みましたが、何せ名古屋港ではシーバスは夜というイメージが出来上がっておりますので、
せっかくのDVDも半信半疑のまま、これではイメトレの効果は疑わしいかもね。

さっそくキャプテンの岡本氏にご挨拶して、今日の予定を伺ってみると、
あいにくシーバスはこのところ不調ですが、その代わりに青物のボイルがバシバシ出てますので、
まずはこれをやってみましょうとの御提案。

ウホッ、なんと船の上から引きの強いハマチが狙えるのですぞ。
名古屋港では高潮防潮堤がどっしりと構えておりますので、青物は港内には入ってきません。
おいらもシーバス船の上からでは、ワカシやハマチは釣ったことがありません。
ウフフ、願ったり適ったりの展開になってきましたよ。

昼過ぎにマリーナを出て、20分ぐらい走ったところで船を止めて水面を眺めておりますと、
遠くでそれらしい気配。
すぐに行って見ますと、カモメがご飯の真っ最中、これはいただきですね。
どれだけボイルが凄かったか、皆様にお伝えしたかたのですが、
あいにく買ったばかりのデジカメがうまく使えず、ボイルの画像はありません、ごめんね。
でもただいまシークロさんのホームページに掲載されておりますので、
そちらをどうぞご覧下さい。

さて本日のタックルは、
オイラはスコット X2S 909/4に、ロスモメンタムのブルーと、エアフロのシーバスラインFをセット。
とりあえず使うフライは、東京湾に敬意を表して、イワイマジックミノーを使います。
キャプテンのアドバイスで、小さいSサイズを選んでみました。

これが実際に使ったタイプです。
(実は、評判の高いイワイミノーを名古屋港でさんざん使いましたが、まったくのノーヒット。
従いまして、名古屋周辺では今一歩評価の低いイワイミノーでしたが...
なんと本日はイワイミノー爆釣!このフライ釣れるんですねぇ、びっくりしました。)

勝俣さんのタックルは、
スコットのニューモデルS4、X2S、S3Sなどたくさん持ち込んでありますので、
あとで新製品のS4もお借りして、ちょっと振ってみるつもりです。
なおラインはエアフロのシーバスラインFと、
最新モデルのコールドソルトウォーター、フォーティプラスWF10のインタミとS7を使っておられました。
トップでボイルが出るときはシーバスラインのFで、
ボイルがちょっと間遠くなってくると、フォーティプラスラインを沈めてと使い分けてみましたが、
ニューモデルのフォーティプラスラインは、簡単に申し上げれば、シューティングヘッドを
滑らかにつないだフルラインとなります。
シューティングヘッドは、ラインの繋ぎ目がガイドにあたるのがちょっとイヤですが、
このラインはヘッド部とランニングライン部を綺麗につなげておりますので、
ガイドにあたる時の不快感が解消されております。
おまけにランニングラインはリッジですので、とても良く飛びます。
ソルトでフライをちょっと沈めたい時に、釣果に直結するラインといえましょう。
ニューモデルですので、まとめて入ってきた時にご紹介申し上げます、少々お待ち下さいませ。

フライパターンにつきましては、
トップでボイルがある時にはイワイマジックミノーで充分にOKでしたが、
魚が沈んだ時には、ガミー、キャプテンミノーなども良く釣れました。
そういえば、いつもお世話になるFLY丸さんのオリジナルパターンも良く釣れました。
興味がおありになる方は、フライ丸さんのHPのどこかに紹介されておりますので、ご参照下さい。
オイラの釣果は多くの皆さんに支えられているのですねぇ、感謝、感謝!

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で、肝心の釣果はといえば、

オイラニコニコ、



マサモニコニコ、



ダブルヒットデウハウハ、



もう、ホントにいうことなしでした。
8番ロッドも9番ロッドも10番ロッドもバットから曲がります。
リールもジィジィ泣いてくれます。
これが都会のど真ん中、横浜の港内なんですよ、ほんと信じられませ〜ん。

これは勝俣氏が掛けた姿見ず、X2S10番のロッドがこんなに曲がっておりますが、
50cmを越えていたかも、大将ちょっとあせってないかい?



関東の皆さんはホントに幸せですね〜。
横浜からちょっと出るだけでこんなパラダイスが待っているなんて、
まったく羨ましい限りです。

この青物のポイントは、周辺よりも水温がちょっと高いため、
このあとはメッキも釣れるそうですが、それがまた40cmとか50cmもあるそうで、
これぐらいになるともうメッキじゃないですね、ミニトレバリー。
10番ロッドがひん曲がって悲鳴を上げるサイズです。
うらやましかぁ〜
ぜひまた来なくっちゃね。

なお本日のシーバスは残念ながらお休み、
キャプテンのご好意により、ずいぶんたくさんのポイントを攻めていただきましたが、ノーヒット。
ただし、東京湾での攻め方をずいぶんレクチュアしていただきましたので、これは名古屋港でも試せそうです。
ひょっとして見落としていたパラダイスが出るかもしれませんね。

これは帰りの船上から見た横浜の風景、
あいかわらず船には弱く、カメラと一緒に酔ってますが、



 どれだけ酔っても、もう一度横浜で釣ってみたい。
そう思わせるのはキャプテン岡本氏の人柄でしょう。
サービス業の原点、忘れていた何かを思い起こしてくれました。
ホント、楽しかったです。

そういえばスコットのニューモデル、S4のテストはどうなったかといえば、
釣りに夢中で、結局は振らずじまいで終わってしまいました。
ただ、このロッドをずっと使っていた勝俣氏いわく、
軽くて曲がりも良く、出来は良いとのことでしたので、いまから入荷が楽しみです。
勝俣さんのインプレッションでは、
1-軽くて遠投能力が極めて高い、
2-パワーがあるので強風の中でも投げやすい、
3-ティップが繊細で、アタリが取り易い、などの利点があるとのこと。
おまけにこのロッド、トップガイド以外はチタンを採用しておりますので、
軽くてタフという、相反する要素をクリアしております。
はやく来ないかねぇ。

なお、シークロさんは人気が高く、なかなか予約が取り難い船ですが、
わざわざ名古屋から行く価値大いにありですよ。
本日はたまたま青物になりましたが、しばらく青物は続きそうですし、寒さが増してくれば大型のメッキと、
夜にはビッグサイズのシーバスも出るそうですので、ぜひ皆様にもオススメします。
なんといってもオイラ自身が、もう一度行きたいと、シークロさんの予約表をにらめっこしているほどですから。

ところで、
オイラは自分ひとりだけでも行きたいと思いますが、単独釣行は交通費が大変ですよね。
たとえば、お友達同士4人ぐらいで、1台の車で行って交通費を割り勘にして、
午前便と午後便に分けて乗って、その間に待っているほうは中華街で遊んでいたり、
あるいはシークロさんにもう1艘手配していただいたりという作戦ですと、
あんがいお値打ちな金額に抑えられそうです。
それに釣りは大人の遊び、遠足ですから、北海道や沖縄などに遊びに行くのと同じように、
横浜に遠征するのも面白いですよ。


皆様お誘いあわせてぜひどうぞ。

フライタックルその他の問い合わせにつきましては、マーヴェリックまで。
シークロさんのご予約その他は、
seakuroまで。