雨の日と月曜日は...
2007/08/06
その昔、おいらがまだサラリーマンだったころ、
やはり多くの皆さんと同じように、雨の日と月曜日は憂鬱でした。
だいたい週の始めの月曜日は、クレームが山のように待ち構えていましたし、
おまけに担当する超強力メーカーさんからは、しょっちゅう値下げ要請がありましたから、
”来週早々にはできるだけご要望に添えますように、色よいご返事を申し上げます”
などと、その場逃れでつい言ってしまったのに、
そのご返事当日にも、ご返事のご用意ができていないなんてことばかり。
だって上司も人の子ですから、機嫌が良い時なんてめったにありません。
顔色を伺うタイミングが、1週間の間に一度もないなんてことはいくらでもあります。
できるだけ上司の機嫌の良い時に値下げの話しをしなければ、まとまるものもまとまりませんわな。
あぁそれなのに...
上司の目を誤魔化しつつ、必死で作った見積もりの金額がお気に召さなかったのか
”ラインを止めると損害は莫大だよ”、なんて脅かしてくれるものですから、
ホントに月曜日は憂鬱でしたね。
それでしょうがなくカレンの歌でも口ずさみながら、
売り上げの数字をできるだけ下げないように見せる、インチキ見積もりをもう一度作って、
翌週の始めには豊田方面を目指すのでありましたが、
月曜日に雨が重なると朝の渋滞が酷くて最悪でした。
ジュウタイアクタイ、カンバンカンベン、
まったくもって雨の日と月曜日は憂鬱でしたね。
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ところで、釣具屋を始めた最初の1年間は、毎日休みナシで営業しておりました。
いえいえ決して頑張ったわけではなく、
1週間の中でどの曜日がお客様が少ないのか、データを取りたかっただけのことですが、
1年間ぶっとおしで営業した結果、月曜日と火曜日がご来客が少ないことが判明しました。
また、釣り場が空いている日は、何曜日がベストかといえば、
サラリーマンの皆さんは月曜日がもっとも休みが取り難いでしょうと思いまして、
晴れて翌年には月曜日を定休日と決めることになった次第です。
ところが、釣り場についてみると、確かに月曜日は人影は少ないのですが、大事なポイントは足跡だらけ。
なんのことはない、土曜日と日曜日に入溪する方がワンサカおられるのですね。
当然のごとく午前中は釣れません。思惑大はずれで、やっぱり月曜日は憂鬱でした。
けれども夕方になって、ようやく土日の影響が薄らいできますと、
だんだん釣れるようになってきますので、ちょっとづつ憂鬱が薄らいでいきます。
月曜日の夕方に狙いを絞るようになったのは、この頃からの習いです。
ただし、足跡だらけの昼間の渓流でも、月曜日に雨が重なってくれますと条件は最高!
釣り人は少ないし魚の活性は上がっているし、爆釣間違いなし。
雨の日と月曜日は最高!!! ですね。
そんな日はカーペンターズの歌も、雨の日と月曜日ではなくて、
トップオブザワールドか、スーパースターを口ずさむことになりますなぁ。
従いまして、皆さんには本当に申し訳ないのですが、
日曜日に雨が降って、釣りに行けない常連諸氏で店の中がいっぱいになりますと、
シメシメ、今日は売り上げは多いし、明日は爆釣だし、
ウヒウヒ、今日はラッキーさんということになります。
売り上げが悪い時なんぞ、心ひそかに日曜日の雨を願うこともありましたねぇ。
今でもしょっちゅうですが...
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さて、先週の月曜日は庄川の一色におりましたが、
渇水気味で水量が少ないのに釣り人の数は多く、典型的な憂鬱な月曜日になってしまいました。
期待の雨も、降ってくれそうで降ってくれないし...
しょうがなくその夜は車の中で寝て、火曜日のアサイチもやってみたのですが、
悔しいかな、火曜日も憂鬱になってしまいました。
23〜24cmのイワナが5〜6匹、貧果ですな。当然尺サイズの姿もありません。
そこで今週の月曜日は、まったく方向の違う水系でも狙ってみるかと思っていたのですが、
気がついてみると夕方の5時には、またもや一色の下流部でロッドを握っておりました。
おいら、性格はセッカチなのですが、ちょっとしつこいところもありまして、
実は狙っていた堰堤に2回ふられましたので、3度目の正直を狙っております。
それに狙ったポイントは条件を変えて、だいたい3回ぐらいは釣って確かめてみないと、
ホントの実力は分かりませんからね。
本日の水量は、先週よりも20cm高、ちょっとイイじゃありませんか。
流れはこんな感じ。
いつものように#11のラストホープBOを、スコットG2 883/4にセットして釣り上がっていきますと、
水量が多いせいでしょうか、メインの速い流れには全然影も形もなく、
流れの脇の、つい踏んづけてしまうような浅い流れの中にイワナとアマゴの姿がありました。
こういうポイントに魚がいる時は、追い込みやすくて相手も神経質になっておりますので、
できるだけ姿勢を低くして、岩とかあるいは流れの中の白泡などを利用して、
こちらの姿を悟られないようにしなければなりません。
立つ位置にちょっと工夫が必要です。
おまけに明るいうちはフッキングが悪いと決まっていて、
暗くなってからじゃないと本気で食ってきませんから、まったく始末が悪い。
案の定、バラシ連発でカリカリきておりましたが、アマゴを2匹とイワナを9匹ゲットして、
2時間ほど釣った最後にイワナの26cmが出てくれましたので、まぁまぁといったところでしょう。
天然物でオレンジのスポットが綺麗でしたので、良し1本!でした。
ただ、狙っていた堰堤では尺サイズは残念ながら出ませんでしたので、
ちょっとだけ憂鬱な月曜日でした。