届いたばかりのスコットG2特注モデルを眺めていると、なんだか無性に行きたくなってきまして、
せっかくご来店いただいた常連のS氏をとっとと追い出して、
向かったのは30年来通っている庄川の富山県側の小さな支流。
快晴の名古屋市内を13：00に出て、高速道路を飛ばして16：00過ぎには現地に到着しました。
谷は新緑に包まれて、”山笑う”という表現がピッタリの状況、
良いシーズンを迎えております。
この谷は、落差が少ないために流れは緩く、釣り上がりが楽な場所ですが、
本日は狙った淵でイブニングライズを待ち構えて大物を狙う作戦。
新調したスコットG2 772/4とエボリューションのコパーカラー＃0の組み合わせで、
先端のフライは＃11のイブニング専用パターンをセットしております。
明るいうちから狙った淵で釣ってしまうと、大物にバレてしまって出てきませんので、
薄暗くなるまでは周辺の瀬の中をちょっとからかってみるつもりでしたが...
あんなに天気が良かったのに、一天俄かに掻き曇り、大粒の雨がドサドサ落ちてきました。
なすすべもなく手ごろな木の下で雨宿りを強いられます。
やがて、2時間ぐらい経過したところで雨が上がりました。
何たる幸運、釣りの女神が微笑んでくれているようです。
淵の中ではポツリポツリとライズが始まりました。
追い込まないように手前から順番に釣っていきましょう。
まずは1匹目、27ｃｍの良型イワナをゲット。
2匹目と3匹目は、左サイドの落ち込みギリギリで待ち構えていたのを順番にキャッチ。
どちらも27ｃｍほどある天然の良型で、
今回使用しているパターンのおかげで、小さいサイズのイワナは釣れないようになっております。
日が落ちて、だんだん周囲が薄暗くなってきますと、狙いをつけた右サイド、
これまでで最もたくさんの尺イワナを釣っておりますポイントで、ゆらりと黒い影がゆらぎました。
どうやらやる気のようですね。
フライをチェックして第一投、影の主は30ｃｍほど離れたところでバシャッとライズ、
動き回ってハッチしたての虫たちを狙っている様子です。
影の動きをよく見て方向を予測します。
第二投、ふわっとフライが水面に落ちると、スポッと水中にフライが吸い込まれました。
良い食い方ですね、まず尺サイズはあるでしょう。
しばらく走り回ったあとでネットに収まった影の主は、31ｃｍありました。
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さて、今回使ったパターンは、
古くから英国に伝わるラストホープをイブニングの大物専用にアレンジしたパターンで、
今までに相当数の尺イワナを釣っております。
決まった名前はないのですが、大物専用として使っておりますので、
＃11ラストホープBO(big one only）と呼んでおります。
- ＃11 ラストホープBO -
フライを巻く時間のないお方、
あるいはイブニングライズで大型イワナをドライフライで狙ってみたい方、
ぜひ当方のイブニング専用パターンをお試し下さい。