名古屋港でメッキ爆釣!!! 2005/10/05


さてさて、本日10/5は本当は通常営業日なのに、3時半からさぼりました。
せっかく来て下さったお客様、本当にごめんなさいね。

店をサボって何処へ行くかといえば、そりゃぁ、あなたクロダイ、名古屋港のクロダイですよ。
シーバスルアー船のルーキーズは、クロダイのお客様もご案内申し上げているのですが、
ただいまクロダイ絶好調! ということでした1週間前までは....
まだフライでは誰も釣っていないから、
オラが絶対釣ってやると意気込んで、しっかりロッドを磨いたのでした2日前に...

でも、昨日と今日は雨続きで、濁りが入っちゃクロダイは駄目とのこと。
まぁ、よくある話しなのですが、テンション下がりつつも小雨そぼ降る中、船着場まで駆けつけると、
キャプテン園さん、なんだかとっても顔色が良い。

”キャプテン、今日は大丈夫ですか?” 恐る恐る聞いてみると、
”今日はシーバスもメッキも絶対釣れますよ”、と元気の良いお返事。
よしよし、それならぼちぼち行きますかとタックルをシーバスとメッキ用に変更して、さっそく出港。

15分ぐらいでシーバスのポイントに到着。
ところが.....ゲロ....ゲロゲロ...カエルじゃぁないよ。
うぅっ、酔っちゃった。
久しぶりに船に乗ったら、あっという間に船酔い魔人に捕まってしまったのでした。
だって大型船が多くて、うねりがきついものですから...
などと言い訳しておりますが、名古屋港内で酔ったのは始めてのことで...
いや、そういえば1回か2回か、そうだ3回ぐらいはあったかも知れないのだけれど、ゲロ、
そうなんです実はオラは、とっても船に弱いのですねぇ、エッヘン。
そんなこと自慢してどうするんだ、一人突っ込みを入れても後の祭り。
酔い止めなんて買ってないものですから、バッグの中を探しても出てくるわけもない、あぁ...ゲロ...
まいったなぁ...

−最初のポイントでもうゲロゲロ−


ゲロゲロなのに必死にやってますが、もうまったく意識がない。
いいサイズのシーバスが追っかけてきたのですが、それどころじゃぁない。
キャプテン園氏、一生懸命操船しながら、あれこれと指示してくれるのですが、
"*☆гШдБЮ...."
なんだか宇宙語でしゃべってくれているようで全然わかんないです、ゲロ。
こっそり隅っこで吐いちゃおうか、それとも、もう帰りましょうかといってみようか、
でも許しちゃくれないだろうしなぁ、なんて遠ざかる意識の中で朦朧としながら考えていると...

”ハイ、では次のポイント行きましょう。”
キャプテン園氏、元気な声で船をたてなおして、フルスロットルでぶっとばしてくれます。

あのぅ、もう少しそっと行ってくれてもいいのですが、
そんなに速く走らなくても、もっとゆっくりでもオラは全然いいのですが、
なんて小さい声でつぶやいてみるのですが、まったく聞こえてないみたい。

次のポイントで、殆ど意識を失いつつやってると、

−チビが釣れました−


これはキャプテンが撮ってくれた写真なのですが、

私が撮った写真はこんな感じ。


同じ魚と思えないでしょ、写真までゲロゲロ。
もうピントが合っても合ってなくても、どうでもいい!
早く帰りたいよ〜
”1匹釣ったからもう帰れるよね、キャプテンそろそろ帰りましょうか”、といいかけた途端、
”ではメッキのポイントに行きますよ”、キャプテン園氏のすっごい明るい声。
地獄の責め苦はまだまだ続きます。


でもね、メッキ、バシバシボイルしてました、ウホホ。
水温が30度近くあって名古屋港は熱帯地方に様変わり〜。
なぜかといえば、新日鉄フル生産、中部電力ガンガン発電してくれて、メッキが大量に入っております。
突然現れたパラダイスのようなものですね。

放水口に向かってポッパーをポイッと投げて、
バシュッとポッピングさせると下からメッキがガバッと出てきます。
オッ、オモチロイ....
まだまだ船酔いがひどいのですが、とりあえず1匹ゲットしました。

−船酔い魔人、降臨中 −


”メッキも釣ったから本日のお仕事完了、もう帰ってもいいよ”、と言いかけると、
”さぁガンガン釣りましょう、まだまだ釣れますよ”、キャプテン園氏はさらに明るい。

−ポッパーでゲット−


けっこういいサイズでしょ、グリップ大のサイズで25〜6cmぐらいでしょうか。
よく引きました、8番ロッドが満月です。

釣れるようになると現金なもので、船酔い魔人、どっかへ行っちゃいました。
だって、ポッパーにバシバシ出てくるものですから、酔っている暇がない。

−船酔い魔人、撤退−


これも良いサイズでしょ、引きが強くてホント面白い!
船酔い魔人撤退で、顔色も良くなってきましたぞ、エッヘン。
そんなことぐらいでエバってどうする、それよりも船に強くなりなさい、ってか...

こんなのもありましたよ。
なんとキャプテン園氏、ダブルヒットで面目躍如!!!

−ダブルヒットおめでとう!−


結局3時間ぐらいやって8匹ゲットしました。
キャプテンの釣果は、オラの倍以上はあったでしょうか、爆釣ですね。

 リリースするために、生簀の中から魚を出すと、


ありゃまぁ、こんなに釣れたのね。



掛かりどころが悪くて死んだ魚だけキープして、
あとは船酔い魔人と一緒にお帰りいただきました。

メッキはおいしいので、持って帰っても喜ばれますねぇ。
ちなみに生簀の中にキープしておくのは、すぐにリリースすると群れの活性が下がってしまい、
まったく釣れなくなってしまうからだそうです。
なるほどなるほど、郷に入っては郷に従えですね。

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今回使ったポッパーはこんな感じ、上が使用前、下が使用後です。



ポッパーは巻くのが大変な作業ですので、宜しかったら当方でもたくさん作っております。
名港のメッキ用ポッパー#2 税込み714円(680円)となります。
通販も大歓迎、この専用メールでお問い合わせ下さい。


タックルにつきましては、大きなポップ音を響かせるためには硬めのロッドが最適で、
小生はスコットのS3S 888/4 8’8” #8 と SES908/3 9' #8 を使いました。
ポッパーなら前者のほうが向いてるように思います。ストリーマーなら後者ですね。
ラインはソルト用のからみにくいタイプのフロテーィングラインがベストで、
リーダーは固いフロロ素材の9ft 0X を直結します。
ポッパー用には柔らかいナイロンリーダーよりも、フロロリーダーのほうがよろしいですよ。
ポップ音のキレが良くなりますから...

フライパターンにつきましては、ストリーマー系でも2〜3回は反応するのですが、
すぐに魚が飽きてしまって続きませんので、やはりポッパーがベストでしょう。
ポッパーですと、ずっと魚が反応し続けてくれますよ。

気になる釣期につきましては、今後水温が下がってきますと更に良くなると思います。
12月いっぱいぐらいまではよろしいのではないでしょうか。

興味のある皆さん、貴方もポッパーをたくさん巻いて、ルーキーズにお急ぎ下さい。
予約がたくさん入っておりますので、早めにお問い合わせされたほうがよろしかも...

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