待ちに待った解禁日、釣れたことは釣れたんだけど... 2005/02/03
さて本日は1月31日、昨年の暮れに旅立った親父の35日の法要も昨日無事に済ませて、
いよいよ明日は待ちに待った解禁日、なんというタイミングの良いことでしょう!
(幸いわが宗派は49日ではなく、35日が忌明けなのです。)
というわけで今日の晩御飯はどぉ〜んとでましたお赤飯、明日は我ら釣り師にとってお正月ですからね。
年明けは喪中でしたのでお正月を祝うわけにもいかず、明日が2重の意味でのお正月となります。
赤飯をいっぱい食べて、これで釣れるといいのですが...
ところが、肝心のお天気の具合はというと、大雪警報と注意報があちこちに出ていて、どうも芳しくない。
悪いニュースしか伝えないテレビを蹴っ飛ばして、早めに布団にもぐりこんだものの気になって眠れるはずもなく、
2:00にはすっかり目が覚めてしまった。
窓の外をうかがってみるとそんなに荒れている様子もなく、しめしめとばかりに車に飛び乗って、
目指すは昨日の下見で見当をつけておいた、長良川中央漁協の馴染みのポイント。
東海北陸自動車道をゆっくりと走って、4:30ぐらいには川原に到着した。
先行者はとみると、友人の平田弥さんのデリカと他にもう一台が駐車してあるだけ。
昨年の放流がなかったから、ここは誰も注目していないだろうなぁ、なんて思いながら
明るくなるまでしばらく仮眠をとる...
ちょっと明るくなりかけた6:00過ぎ、寒いのを我慢しつつタックルをセット。
大雪注意報が出ているはずなのに、全然雪が降ってこないとは、これはいただきかも、
などと都合の良いことを考えながら、タックルセット終了してポイントに陣取った。
さすがに解禁日だけあって自分だけでポイントを独占というわけにはいかず、
常連の鈴木さんや前川君に大矢さんもやってきた、みんな仕事は大丈夫かい?
昨日の下見の状況を皆さんに説明して、ライズがあった周辺にちょっとずつ間隔を取ってライズを待つ。
7時ちょっと前にポツリポツリとライズが始まって、#22のシースルーピューパを流し込むとすぐにヒット、
シーズン初めのファーストヒットはでっぷり太ったアマゴちゃん、昨日の放流物であろう。
2匹目もすぐにヒット、こちらは嬉しいシラメちゃんで、銀ピカの魚体が美しい。
−可憐なシラメちゃんが2匹、釣れてくれてありがとね−
けれども、良いことばかりは続かない。
7時半ごろには天候が急変して、山盛りの雪がドサドサと降ってきた。
当然ライズも止まってしまって、周囲は一面の銀世界、
予報どおりの天気模様で、気象庁もさすがにイイ仕事してますなぁなどと、愚痴ってみたくなるほどのすごい雪!
30分ほどはなすすべもなく、まるで修行僧のように降り積もる雪に体を打たれるのであった...(ちょっと大げさ)
しかぁ〜し、悪いことばかりも続かない。
ときおり雪が小止みになる間合いを見計らったかのようにライズがあらわれて、
うまく自分の前を通り過ぎた時にシラメとアマゴを1匹づつ追加。
すべてシースルーピューパのクリームタイプでの釣果でした。
禍福はあざなえる縄のごとし、まるで自分の人生のような解禁日です。
その後は9時過ぎまで粘ったものの、ついに寒さに耐えきれなくなりあえなく撤退。
体中が凍えてしまって、うまく歩くことができないほど。
ホントに修行のような釣りだなと、誰にも聞こえないようにこっそりとつぶやきつつ帰路についたのでした。
−8時ごろの馴染みのポイント、寒いっす−
というわけで、なんとか4匹キャッチして帰路についたのですが、
問題なのはそのあとで、なんと体中の関節が痛くてたまらない。
ひょっとしたら親父のお経を端折った罰があたったか、
それともそろそろ50才に近くなった体が悲鳴を上げたかは定かではないが、
この日から2日間も寝込んでしまった。
こんな辛い釣りはそろそろ止めた方が良いよとの、神様の教えなのでしょうかねぇ?
でもやっぱり止められないけれど......