さっきからバイスの前に座っているのですが、
もうかれこれ1時間ほどになるのですが、
なかなか手が動きません。
フックもマテリアルも、
すべて揃っているのですが、
どうしても体が動いてくれません。
しょうがないのでお風呂場に行って、
斎戒沐浴、身を清めます。
でもこれだけでは済まないので、
コーヒーを1杯飲んで、心を落ち着けます。
でもまだ足らないので、
好きなエンヤのCDをかけて、
穏やかな気分になってきたところで、
ようやくフックを取り出しました。
TMC518 #30と#32、
そう、ご常連様からCDCミッジのご注文を頂戴して、
さっきから気分を盛り上げているところでした。
だって#30と#32ですよ。
こうでもしないと、なかなか先へ進みませんからねぇ。
ようやくやる気になってきたところで、
まずはバイスにフックをセットします。
極小サイズのフックですので、
セットする時に飛ばしてしまうことが多いため、
C&Fのフィ二ッシャーの反対側のマグネットで、
フックを確保しておきます。
次にスレッドに縒りをかけて細くします。
使うスレッドはべネッキの#12/0ですが、
このままではちょっと太いので、
フックにスレッドを引っ掛けてから、
クルクル、クルクルと何度もボビンを回転させて、
これでもかというぐらい細くします。
これは縒りをかけ終わったところ。
一番問題なのはCDCをまとめて、
それをフックの上に乗せる作業ですが、
これは気が散るとまったくできませんので、
写真を撮ることさえできません。
CDCが飛んでしまうといけないので、
この時は1分ほど、息を止めて集中しております。
綺麗にウィングがつきました。
というわけで、
3時間ほど悪戦苦闘して、
#30(左)と#32(右)の予定数量が完成。
なんとか形になって、ホッとしました。
CDCのミッジは、作業が大変ですね。
フライの構造自体は簡単なのですが、
CDCのウィングをセットするのが至難の業です。
皆さんはいかがでしょうか?
そろそろシラメの解禁を控えて、
ただいま、CDCミッジ、CDCピューパなどを巻いております。
ご自分で仕上げるのが大変なら、
ぜひ当方のフライをお試しくださいね。